BD「Die Neue These」４巻

公式に４巻目であるが、内容は劇場版の星乱第１章である。予めセパレートして
30分番組となるよう構成されているのだが、テレビ放映前にテレビ版を鑑賞できてしまった。
因みに一般的な販売ではなく、劇場での限定販売。公開中に同じ内容のソフトも
売ってしまうのでネタバレが横行する可能性もあるリスキーな方法と思った。
勿論新作カットなどはないが、各話にエンディングが挟まる。劇場ではロールだけだったが
テレビ放映用の１枚画を背景にEDを聴くと印象も変わる。或る程度ストーリーを
先取しているポーズがスクロールしてゆくので、雑念の余地が生じる。返り血を浴びている
オフレッサーとか白兵戦の装備でスタンバイしているミッターマイヤーとロイエンタールとか
日頃はクールなキャラを崩さないグリーンヒル大将が激昂している様とか其れに驚愕の
眼差しを向けるフレデリカとか。この１枚画を眺めているだけでお腹一杯になりそうな
情報量なのだ。
特典のひとつであるオーディオコメンタリーも質が高い。ビッテンフェルト役の稲田徹が
入れ込んでいて、シリーズのラストまで全うする為に健康に留意する話は感慨深い。
旧作銀英伝は10年プロジェクトだったので、途中で予定外の交代もあった。今回の
シリーズでもメルカッツの中の人がヴァルハラへ旅立った。これらのことを意識した
発言だろうことは容易に想像できる。