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2019年11月27日05:53

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生まれ変わる血液

運動は、心臓や肺、血管といった循環器系の組織の機能を向上させることはもちろん、酸素を運搬する能力の高い血液や末端の毛細血管づくりを促進する上でも重要です。酸素運搬能力の高い血液が血管内をどんどん流れるようにしてあげることで、動脈の弾力を維持する事が出来るようにもなるのです。

また、普段あまり運動していない人の場合、心臓から送り出される血液量は1分間にせいぜい一升瓶1〜2本くらいですが、運動することで5〜12本分もの血液が送り出されることになります。1時間、体を動かしつづけるエアロビクスのレベルでは、その60倍、つまりドラム缶3〜6本分もの血液が運動中に体内を循環することになるのです。

殆ど運動をせず、体内の血液循環に勢いがない状況を長く続けていると、全身の組織に分布している毛細血管のうち、必要のない部分への血液循環が悪化し、やがては退化してしまいます。血管の弾力性を保ち、毛細血管の退化を防ぐためにも、日頃から体を動かす習慣を身につけることが大切であることがわかります。

何気なくテレビを見ていて、ある男優さん女優さんの年齢を知り「エッ!」と驚く事があるでしょう。「こんな年だったのか、ずいぶん若い感じがするけど、人は見かけではわからないもの」とつくづく感心してしまうことがあるのではないでしょうか。少し前に同窓会を行ないました。何十年以上会ってない人もいて、懐かしい思いでいっぱいでした。

しかし、何人かの人を見て、「エッ!」と驚いてしまいました。「まじぃ!あの人がこんなになるなんて。同い年とはまったく思えないほど老けたねぇ」体で鍛えている70歳を過ぎても空手に挑戦している人のすばらしく引き締まった体は、「スゴイ!」の一言です。

小学生や中学生を見ていると、成長の早い子供と遅い子供がいて、すっかり大人のような風貌の子供もいれば、まだ表情に幼さが残っている子供もいます。成長の早い子供と遅い子供では、3〜5年ほど学年が違って見えてしまいます.では、それを中高年に置き換えて考えてみたらどうでしょう。老化の早い人と遅い人では、子供の比ではありません。

20歳も違いがあるように思えてしまうことさえあります。それに生活習慣病になったりするものなら、老化に拍車がかかってしまいます。誕生日を迎えるたびに、「また1つ年をとってしまったか」と肩を落としているヒマがあったら、老化の速度は人によって違う事を改めて認識し、その速度をスローダウンさせる努力をしてみませんか。

西洋のことわざに「牛乳を飲む人より牛乳を運ぶ人の方が健康である」というものがあります。つまり体を動かす事の重要性を説いているわけです。運動とは、人によって得意不得意があるので、自分が一番向いていると思うものを行なえばいいでしょう。自分は空手を行っています。

ただ、厳しいプログラムによって体を鍛えるだけではなく、少しずつ体を動かし、準備運動をする事が大切です。そして、体を動かそうという気持ちになることの大切で、それが、ライフスタイルそのものを見直すことの第1歩にもなるからです。

運動する時間を作り出すことが、ふだん何気なく見過ごしている生活習慣を見直すきっかけになり、運動だけではなく、食事やメンタルな面の改善にもつながっていくはずです。中高年の方々の社会的に置かれている状況を考えると、仕事でクタクタに疲れているのに、そのうえ運動なんてと思う気持ちも理解出来ます。

しかし、人生80年時代のなかで将来自分のためにも、いま運動を始める大切さを考えてほしいと思います。運動する事によって自分の老化に対してスピードコントロールが出来る。つまり、自分の将来に対する必要な投資であると考えてください。自分が自分自身に与える贈り物が、運動であり健康づくりなのです。

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