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2019年11月26日05:42

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自分を信じて

人間はそれぞれに、必死で精一杯生きていて、その結果、何か生きづらさを抱えてしまっています。10代の頃から年を取ってからも、その時代やその年齢に応じて生きづらさを感じる事もあるかと思います。

どこにでも行き場になかった子どもの私の気持ちを救ってくれたのは友達だったと言いたいところではございますが、幼稚園2回、小学校6回も全国転校していた私には皆無でした。一人ぼっちの私を救ってくれたのは書物だったのではないだろうか。

だから、いつしか自然と、私自身も書くようになりました。立派なものを書いて出版したいと思っていましたが、同時に無理かもしれないなと思っていました。結局そのまま大学へ行って、就職。仕事に追われるうちに、書こうなんて気力もなくなっていきました。

一緒に真実の歴史の本を出そうと誘ってくれる同志もいましたが、父に促されて会報誌に掲載するくらいがやっとでした。「お父さんも本を出しているのだから君もできるよ」そう言ってくれた同志が私の書いた文章にいろいろとコメントしてくれました。

そんな父や同志が亡くなった夜も、私は会社で仕事をしていました。その時からずっと、私自身、本の中の主人公のように、生きているのが後ろめたかった。そして、死んだ父や同志が何を考えていたのか、本当のところが、やっぱりずっとわからなかった。

苦しくて、夜、深酒をする事が多々ありました。呑み過ぎで電車もなくなり何時間も歩き続けて、スーツが夜露でびしょびしょになり朝日があがった時、未来を生きる子どもの為に萎縮しないで生きられる日本の歴史を書こうと思いました。

それで私は、父が大切にしていた石原莞爾平和思想研究会で何かできないかと考えるようになっていきました。今、世界は、理不尽で、つらくて、ひどいことに満ち溢れています。死にたくなるなんて、それは当たり前のことだ、と私は思います。

それでも、生きていこう、そう思って言えるような文章を、私は書きたかった。振り返ると、あの頃の私より、死んだ父や同志の言葉は正しかったんだなと、今思います。自分を信じて頑張ってほしいなって、そんなことを思います。大丈夫。できるから。

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