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2019年11月06日19:27

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糖分はとりすぎるのが問題

飲み物で、安全性のほかに問題になるのが、糖分の取り過ぎにならないかという点です。最近、街中や電車などで、肥満気味の子供をよく見かけるようになりました。その原因の一つが、糖分の多いジュースの飲みすぎにあることは容易に想像できます。

市販されているコーラやジュース、サイダーなどは、1本に50g前後の糖分を含んでおり、エネルギーは250キロカロリー前後になります。毎日それを飲みながら、ポテトチップスなどの高カロリーのお菓子を食べ、さらに3食を食べれば、肥満気味になり、高血糖にもなりがちでしょう。

そこで、飲み物にノーカロリーの合成甘味料であるアセルスファムK、スクラロース、アスパルテームがやたらと使われているわけです。しかし本来、糖分は体にとって重要なエネルギー源であり、決して「悪者」ではありません。特にブドウ糖は、脳にとっては唯一のエネルギーです。

したがって、糖分は決して拒絶すべきものではなく、むしろ積極的にとるべきものです。問題なのは取り過ぎなのです。私たちは3度の食事によって、炭水化物、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラル、食物繊維といった栄養素をとっています。そのうち、炭水化物、たんぱく質、脂質がエネルギーとなります。

ちなみに、炭水化物(糖分を含む)とタンパク質は、1gで4キロカロリー、脂肪は1gで9キロカロリーとなります。炭水化物と脂質は、体内で主にエネルギー源となって、体の機能を維持させるのに役立っています。しかし、とりすぎると、すべて燃焼しきれずに、蓄積されます。その際、炭水化物は、脂肪という形で、皮下や内臓に蓄積されます。

もちろん糖分も炭水化物の一種であり、脂肪となって蓄積されます。これが、肥満の原因となるわけです。また、ショ糖(砂糖)や果糖、ぶどう糖などの糖分は、デンプンに比べて、すばやく消化管から吸収されますので、血糖値を上げることになります。そのため、糖分をとりすぎれば、血糖値が急激に上がってしまうことになります。

ではショ糖や果糖、ぶどう糖などの糖分は、どのくらいとればよいのでしょうか。この点については諸説がありますが、一般的には糖分は体重1キログラムあたり1g以下にすべきという考えが、もっとも合理的でしょう。体重が50キログラムの女性が、1日に飲み物で糖分を50gとると、200キロカロリー摂取したことになります。

成人女性の1日に必要なエネルギーは、2000キロカロリー前後です。したがって、3度の食事で、ほかに1800キロカロリーくらいとるようにすれば、カロリーオーバーにならなくなります。これは、充分に実現できるでしょう。

子どもの場合、年齢によって差がありますが、6歳から8歳の男子の場合、1日に必要なエネルギーは、1650〜1900キロカロリーです、飲みもので糖分を20gとったとすると、80キロカロリー摂取したことになります。

残りを食事や飲みものを除いたおやつでとれば、カロリーオーバーにはなりません。これも充分に実現可能です。したがって、糖分の摂取量を1日に体重1キログラムあたり1g以下にすれば、それほどカロリー過多になることはありません。肥満につながることもないでしょう。

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