・はじめに
かつて、どんとこい、という居酒屋が福島市にあった。
安い価格設定と、騒いでも咎められないことから、学生の二次会によく利用されていた。
縁が波状の金魚鉢にサワーが満たされた、「金魚鉢サワー」などの名物が有名だった。
金魚鉢サワーを一気飲みして、よく生還できたと、今更ながら恐ろしい。
どんとこいグループは、一時はテレビにコマーシャルを出すほど繁盛していた。
確か、女将自らが出演し、肩の刺青(作り物)を見せる、という内容だった記憶がある。
どんとこいも21世紀初頭に閉店となったが、今年、2019年に女将は新たな店を出した。
屋号は異なるものの、店の座布団には「どんとこい」とある。
また、その女将も未だに店に立って働いている。
そのあたりの経緯が判るか、ネットで調べたところすぐに見つかった。
2019年3月から配信されている、「福島経済新聞：
https://fukushima.keizai.biz/」
に特集が組まれていた(
https://fukushima.keizai.biz/headline/80/)。
将来的に記事が削除されてもいいように、記事を転載しておく。
↓ここから↓
福島駅前に居酒屋「酒蔵おかみ」（福島市栄町）が7月16日、オープンする。
桜の名所でもある信夫山で毎年「どんとこい花見茶屋」を出店しているおかみが出店した。
「あれから40年」をキャッチコピーにした店主の高橋さんは、
40年前に小料理屋を始め、その後福島市の中心繁華街に居酒屋「どんとこい」を出店。
当時最大で7店舗を展開する名物おかみとなった。
福島の地に全国チェーン店が多く参入する前の時代、
「どんとこい」は多くの客に愛される繁盛店だった。
その後、飲食店のノウハウを武器にホテル業や不動産業にシフトチェンジし、
現在は桜の季節限定の花見茶屋のおかみとして飲食業に携わっていた。
71歳になったおかみが自身を振り返り、
改めて料理が好きなことから人生の集大成として再スタートを切ることを決めた。
高橋さんは「この年の私でもできるのだから同世代に向けては応援の意味で、
そしてライバルは若者。老人の底力を見せ、挑戦の意味でも頑張りたい」と意気込む。
店舗面積は12坪、席数は1階カウンターのみ10席、2階座敷は最大で20人収容可能。
目玉はおかみ自慢の「手作りギョーザ」（12個、720円）、
日替わりの海鮮料理や当時人気のメニューなど。営業時間は16時〜翌3時。
↑ここまで↑
ということで、この情報は、福島市の情報誌、CJふくしまにも掲載されていた。
餃子があるという以上は、食べなければならない。
それにしても、この店の女将は30そこそこで店を出した、ということになる。
やはり、商売ができる者は決断や行動が人よりも早い気がする。
・対象
営業時間：16:00〜26:00(L.O.25:30)
定休日：日曜(予約があれば営業)
駐車場：なし
席：1階はカウンター席、2階にはテーブル席3席
席にある調味料：「美味い酢」、醤油、鮭節醤油、大蒜醤油、自家製辣油
従業員：どんとこいの女将以外に男性3名
手作り餃子1個60円(3個以上から1個単位で注文可能、12個で円盤形になる)
・結果
大きさ：中程度
皮の厚さ：やや薄め
ひだの数：4〜5個
焼き加減：きつね色の焼き目が片面についている
餡の内容：野菜が多め
「美味い酢」は甘味が入った酢である
・考察
大蒜風味が強めの餃子である。また、一部の餃子からは酸味を感じる。
さて、酸味は何処からやって来るのでしょう。と、問いかける相手がいない。
まさか、悪くなっているものを使っているとは思えないので、理由は判らない。
餡は荒刻みだが、特に珍しい野菜が入っている感じはしない。
また、餃子の焼き目の部分は厚くなっており、カリッとした歯応えがある。
焼く時に小麦粉を溶いた水か何かを足しているのだろうか。
・まとめ
評価は3である。一皿で味が均等でなく家庭で作る餃子、という感じがする。
それがまさに手作り、というわけであるが。
どうあれ、酒のつまみのために作られた餃子ということは間違いないだろう。
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