普段つらつら考えることである。
除菌・抗菌とよく耳にする。
確かに衛生状態の管理は文明生活に不可欠であるし、耐性の弱い者には大切な観念だ。
だが誰もがそれを当たり前としてしまうと、人間の免疫が弱まって社会全体が脆弱になるのではないだろうか。
インフルエンザは恐ろしい病気だが、ワクチンで抑え続けると免疫が弱まり、いざ罹患したとき重症になり易いという話を聞いたこともある。
だからと言うのはどうかと思うが、私は時折汚れた状態を甘受するようにしている。
畑仕事の後汚れた手でご飯を食べるし、テーブルにこぼした食べ物をそのまま摘んで口に入れる。
意識的に過保護状態を減らしたいのだ。
以上は菌というものを措定しての話になるが、なるべく精神などにも適度な負荷をかけ、人間としての耐性を保ち続けていきたい…そんな風に考える。
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