『かすまき』 長崎県対馬地方長崎は対馬に江戸時代から伝わる古菓である。長崎は出島によって、鎖国の中でも交易の利を得続けた。ヨーロッパ人には開かれていなかったものの、実は対馬も鎖国中に海外へ門戸が開かれていた地である。このような地の利を有し
『西寒多神社』 豊後国(現大分県)現在神社庁が認める豊後国一の宮は二社あります。その一つがこちらの西寒多神社様一の宮巡拝の七社目として参拝いたしました。JRの最寄駅からはゆっくり歩いて20分くらいでしょうか。長閑な川沿いに山へ向かうと、立派な
『恵水産』 佐賀県佐賀市佐賀の郷土料理を楽しめる居酒屋さん。守備範囲を広げず、魚介系にシフトしているポリシーがいい。地域密着型の居酒屋さんだと、一人で入りにくい場合がたまにある。しかしこちらはカウンター一人でも、自分の世界に没頭できる稀有
壱岐の最終日、親切な運転手さんのおかげで島内のスポットを回ることができた。神社仏閣も良かったが、元寇関連の史跡の多さが印象的だった。元軍は残虐で、女子供をわざわざ殺して回り、戦後死体が山になっていたという。それを集めて荼毘に付した百人塚や千
タクシーで島内を回ってもらえることとなり、ガイド付きのプチ観光ツアーと相成った。壱岐と言えばこれまで述べた米や麦などの農産物のみならず、海に囲まれた島である以上漁業も盛んなはず。しかし近年は様相が変わってきているのだという。昔は漁港に船が犇
この週は本当に天候に恵まれ、この日も世の中は夏日。タクシーが去った後、ただ静寂の中で鳥の声だけが響く境内に私は立ち尽くした。まず参拝を済ませ、日差しを避けて社務所の庇の下に入ると、宮司さんの電話番号が書いてある。予めネットで下調べはしてあっ
さて。対馬を巡った後、ジェットフォイルで移動したのは壱岐である。よく「対馬・壱岐」と併記されることが多いが、対馬と壱岐とはかなり異なる点が多い。船が着いたのは芦辺港。島の北東部である。今回の旅は何の準備も無しの行き当たりばったりである。港近
『くま神』 新宿区西新宿西新宿の路地裏でひっそり?豚骨醤油系を供してくれていたお店。ほぼ2年前に同地に開店してから、私は定期的に通って味の成長を楽しみにしていた。見た目とは裏腹にライト系の豚骨醤油で、女子でも美味しくいただけるタイプのお味
うっかり聞き忘れちゃったんだよな。今更尋ねるのも憚られるし、せっかくなら君が去った日ではなく、生まれた日に酌み交わすのがいいと思うのだ。いつもケラケラ笑っていた君、全身を激痛に蝕まれていても決して辛い顔をしなかった君、そんな君が一度だけ泣い
『品川神社』 品川区前回の日記に載せた古地図に沿って、六社目に参拝したのは品川神社様。周辺は下町というか、古い商店街などがある生活区域と、工業的な大規模施設ゾーンとの狭間という感じ。石造り双龍鳥居を潜って石段を上ると、彼方に拝殿が見える。
『居酒屋竹子』 新宿区神楽坂神楽坂の中ほどから少し入ったところにある居酒屋さんである。神楽坂が長い方はご存知だろうが、かつて同地にあった高級料亭の建物を改装して営業しているので、外見はとてもご立派何も知らない友達あたりを誘って連れて
さて、対馬もいよいよ最終日。この日は昼過ぎに出発するので、遠出はせずに厳原周辺を回ろうと考えた。まず金石城を散策し、さて万松院かなと思っていると、おや?清水山城?事前に調べていなかったお城の看板がある。せっかくだからこれも見ておくか…これが
さて、日差しが強くなりつつあった午後、私は楽しみにしていた和多都美神社へと車を走らせた。その前に噂のあなご亭に向かったのだが、定休日でもないのにお休み…対馬の穴子漁獲高が日本有数なのは存外知られていない。和多都美神社はかの厳島神社のよ
今回は対馬の生物をメインに据えてみたい。対馬の二日目。私は一気に島の北端へ向かった。目的は韓国の見えるという展望台と、天然記念物のツシマヤマネコだ。ツシマヤマネコはれっきとしたヤマネコなのだが、見た目が家猫に近いため、天然記念物と分からずぞ
せっかく車を借りたのだからと、対馬を北から南まで走り回ってみたいと思った。観光名所を巡っていると、遭遇するツアー団体は100%韓国の方だった。以前から対馬が韓国人観光客に人気の場所とは聞いていたが、これは想像以上だ。たまに出会う日本人は一人かせ
先月の日記で書いた件である。遂に念願の対馬を訪問することができた。長崎県対馬市。下調べでは車を使った移動でないと、島内を巡ることは難しい。最初は観光タクシーを乗り継ごうかと思っていたのだが、レンタカーを借りて気ままに回ってみることとした。羽