水曜は、午後外出。仕事の後、ブルク13で、
「見えない目撃者」。
これは、韓国映画「BLIND」、それを中国でリメイクした中韓合作映画「見えない目撃者」の日本版リメイクであるサスペンス。主演は吉岡里帆。
交通事故により弟を亡くし、自身も視力を失った警察官の浜中なつめ。
彼女は、ある日車の接触事故に遭遇した際に車中から助けを求める少女の声を聞き、誘拐を疑って事件を追っていくのだが……
映画は、オリジナルのアイデアを活かし、それを上手くアレンジした感じ。
死体や人体損壊シーンを避けない、まるで韓国映画のようなグロ描写は日本映画としては珍しい。
ヒロインのなつめが盲目の元警官、と言う設定を活かしたクライマックスの暗闇での一騎打ちは手に汗握る。
なつめを演じた吉岡里帆は、ほぼすっぴん晒して頑張っている。
刑事役の大倉孝二がクライマックス前、「警察が正義の味方だと言う事を見せてやる」と格好つけるのだけど、これはどう見ても死亡フラグ、と言う予測がついてしまったのは気の毒だ。
また、捜査に当たる刑事が、元警官とは言え一般市民であるなつめに捜査情報を垂れ流す、無理な設定や強引な展開などは気になる部分だ。
あとこれ、舞台が横浜なのだけど、どうも駅に見覚えないと思ったら電車関連は京成電鉄で撮影してるのね……地元だけに細かな所が気になってしまった。
それにしても、原案が韓国映画だと言うのに、それを表には出さず、エンドクレジットでも、そこだけ不自然に英文にして韓国映画と判り難くする、ってのはなぁ……
確かに、今時、中国・韓国映画を観ると言う事は非難されて仕方ない状況だが、リメイクした、と言うのも知られてはいけないのか……
「見えない目撃者」の後、次の映画まで20分。
とりあえず、売店でポテチキとビールのセットを買う。今日の夕飯はコレだ。
そして、2本目は、
「葬式の名人」
これは、大阪府茨木市市制70 周年記念事業の一環として茨木市が全面協力、川端康成の短編小説をモチーフにした人情コメディ。監督は映画評論家の樋口尚文。主演は前田敦子。
息子と二人で暮らす雪子のもとに、高校時代の同級生の訃報が届く。卒業から10年の時を経て集まった同級生たちは、奇想天外な通夜を体験する事になる……
この映画、物語としては浪速の人情喜劇と言う所か……感じとしては「男はつらいよ」で寅さんが柴又に帰って来たけど死んじゃったので葬式を出そう、と言うようなものだ。
これは事実上前田敦子で持っている映画だと思う。
前田には批判も多く、AKB卒業後、ダメになったタレントの代表、と言われるけれど……今年、これで主演映画2本目、出演映画はメジャー作品だけで3本、と言うのは若手女優トップクラスの活躍だと思うんだよね……ダメ、と言う人は何を見ているんだろうな……まぁ映画を観てないだけか。
「葬式の名人」の後、また20分後に3本目となる、
「HELLO WORLD」
これは近未来の京都を舞台とした青春SFラブコメ。
内気な高校生・直実の前に、10年後の自分だと言う、ナオミが現れる。2人は協力し、思いを寄せる同級生・瑠璃を危機から救おうとするが……
この映画、引っ込み思案なオタク男子と、ツンデレ女子高生、と言うお約束のような人物配置から始まる学園ラブコメのように思わせ、SFに急展開する。
日常の暮らしが、未来の人がコンピューター内に構築したデータ世界、と言う、思わぬ展開を見せるんだ。
だが、このアニメ、妙に既視感がある、と言うか寄せ集め展開だなぁ、と。
この世界が電子的に構築されたもの、と言うのは「マトリックス」だし、見慣れた街並みが幾何学的に変形していくのは「インセプション」や「ドクター・ストレンジ」。
そして、京都を舞台にしたラブコメ、と言えば京アニの作品群を連想するだろう。
また、SF的に、おかしいな?と思わせる部分も多数あるし、ラスト1秒で全てをひっくり返すのには、これはさすがについて行けなかった――歳のせいか、理解に時間がかかった……
でもまぁ、よく出来たアニメだとは思うけどね。
以上、仕事の後、約7時間で3本……繋がりよく観られたので、時間的には余裕だったけど、疲れた。
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