mixiユーザー(id:168303)

2019年09月08日18:10

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PCIT (親子相互交流療法)

PCITは子育てに悩む親たちに注目の心理療法らしい。先日NHKあさイチでやっていた。

PCIT :Parent Child Interaction Therapy 親子相互交流療法
http://pcit-japan.com/custom.html


【してはいけないこと】
批判  またそんなことして  意味ない 無駄
命令  さっさと、早く、〜しなさい  
質問  なにがしたいの? なにして遊ぶ? 

【するべきこと】 P・R・I・D・E
P (praise :ほめる)    子どもがしたことに対して「よくできたね」「すごいね」
R (reflect :くりかえす) 子どもが「○○したい」といったら「そうか○○したいのね」
I  (imitate:まねをする)  子どもと同じ動作をまねしてみせる
D (describe:説明する)  子どもが絵を描いて見せたらその絵の内容を言葉で解説してあげる
E (enjoy :楽しむ  )   子どもと同じ目線で一緒に楽しむ


例えば「何して遊ぼうか?」というのは子どもに質問しているので、親に主導権。管理的。
つまり相手に答えを求める質問は、「お前は何がしたいねん?」「どっちがいいねん?」と高圧的になっているわけで、相手本意のようにみえるが実は相手主導ではないってこと。

これは子育てだけでなく夫婦関係や社内の人間関係にも応用できそう。

たしかに「お前は何がしたいねん?」「どっちがいいねん?」と聞かれると、よほど自分の意志がしっかり決まっている一部の人を除いては、相手が期待している答えを用意してしまう。相手が親や上司など権力を持っている人ならなおさら。
だから良好な相互コミュニケーションをとろうと思えば、相手に質問をしてはいけないのだ。批判、命令はなおのこと。


子育てに正解はない。子どもは親の思うようにいかないのが当然で、子どもとうまくコミュニケーションをとれない親のほうが多い。だからあまり深刻に悩み過ぎないほうがいい。
今はそういう状態にすぐ病名をつけたりするので(発達障害とか)、かえって親の悩みを増長させている気がする。

正解がない中で子育てに苦闘した自分を振り返ると、今ほど情報がなかったことが逆に幸いだったような気がする。


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