mixiユーザー(id:20821792)

2019年06月23日22:41

58 view

写真の整理

今日は親戚の法事だった。一周忌である。遠方から親戚の方々もやって来た。




僕は親戚の玉出に向かうのが久しぶりだった。結構前だが、祖母が自分の年齢を言おうとしたとき、

「私、90歳、うそ〜〜〜exclamation & question」と驚いていた。その頃、デイサービスを利用するかどうか、ケアマネージャーの人が親戚の要介護認定をするため、家に訪れた。



祖母は隠れて、叔母がケアマネージャーさんと話していたが、祖母は二人の前に、お盆にサイダーを乗せて現れた。「はい、ど〜ぞ〜〜」と言って、二人を仰天させていた。





そこから祖母は、昔から好きだった劇場を見に行ったそうである。僕の家族と共に。





だいぶボケボケな節があったが、それでも明るく健気な人だった。





その時、僕は今をこの人と生きていたいと思った……





だけど、ここ数年は、俺は俺でなくなっていった。





散々今まで書いているから割するが、僕は自分の性格に、疑問を持たずにはいられなかったのである。




今日、久々に僕は親戚の家を訪れた。




その時、叔母に昔の写真を見せてもらった。いや、というか、僕の頭の中から、叔母も祖母も、そして玉出も消えかかっていた。あの日々は俺の幻想ではないのか?



少なくとも僕はここ数年、繰り返しになるが、そういう「大切な人」との時間を忘れて、しょーもない連中の事に、頭を占拠されていたのである。




母が退職したからか、それとも祖母が持ち崩したからか…………それは分からなかったが、僕は、もう一度言うが、自分の「つけこまれる」性格に疑問を持たずにはいられなかったのである。





そこではかつての、祖母がよく座る座布団があった。




大学卒業する前、キーボードを担いで、コーラスの伴奏を手伝っていた。ミュージシャンなら「ギター一本で、歌を届けるぜexclamation」とソロで行けるかもしれないが、悲しいかな、やはりキーボードというかそういうのは「ソロ」では出来ない口だと思う。ソロでいけるシンガー&ギタリストは憧れるが、結局、僕は誰かの曲のサポートである。確かに僕は「前へ前へ」という性格ではなかった。小林武史というか、「人を活かす」という事に注力したかった。



それが桜井さんでも、藤巻さんでも、salyuでも、誰かを活かすことができるコバタケはすごいと思った。近年では、「自分の色を出しすぎだ」とも言われていたが。




そんなわけで、僕もやはり祖母のサポートをしていた。正直このときは自分のことで頭がいっぱいだったが、それでも祖母に少しでも感謝されていれば良かったと思う。





その翌年、友達の結婚式に伴奏として参加した。新入生歓迎ライブで注目された以来であった。








さて、僕のそういう部分も親戚の影響だったのかもしれない。そこから僕は記念に祖母や大叔母の昔の写真を頂いた。




若い時は僕に似ていたようにも思えた。




なぜ僕が本日呼ばれたのかと言えば、法事の会場に持っていくお茶とかビールの運搬係となったからだった。




力仕事に動員される記憶が懐かしいと思った。


昔、祖母から「世の中には行き金と死に金というのがある。」と言われたことがある。お金というのは、相手が必要な時に渡さなくてはならず、そうじゃないとき渡してもそれは意味がないのであると。




祖母は普段とても優しかったが、大切なことを言うときは、氷のように鋭い言葉を放った。そして僕は、この言葉の意味を、今痛感している。今まで何をお金をバカスカ使ってきたのだ?買い物ならまだいい。結局他人に使ってしまった。言うまでもなく、高校の塾とか意味分からねえサークルに使っていたのだ。何で?そんなんに使わなくていいから、今お金で助けてくれよexclamation交通費なり生活費なり、最低限で良いんだよexclamation今、俺を助けるお金が欲しかった……




そうは言うものの、祖母は少ない年金から、わっちにお年玉をくれていた……先日自分の部屋を整理したらでてきた。結構な額だったので、少しずつ生活費に使いたい。



さて、法事の会場に移った後、住職さんがお経を唱えていた……正直めっちゃ眠たかった。祖母なら……「まあ〜足崩しときや〜」と言っていたのだろうか。



僕は前から、どうも祖母と「ドラえもん」が重なってならなかった。もちろん体型とか、見た目がではない。優しさと厳しさと、義理と人情……ベタもベタだが、自分の原点がそこにある気がしたのだ。

そういや昔お世話になった中学の先生もそういうタイプだった。血と汗と涙とか、ベッタベッタだけどやっぱり頑張たないとなあ、と思う人だった。



しかし高校では打って変わって、そういう全く尊敬できない連中に目をつけられた。本当世の中には色んなヤツがいるよな〜と思った。


あと、女性のタイプはあんまり僕は考えた事がないが、昔から「芸者さん」とか「花魁」に惹かれる事があった。ゾンビランドサガの「夕霧姉さん」みたいな人である。ってアニメやないかexclamation



それはともかく、会場の横にある建物で夕食をとった。正直かなり気まずい。良い悪いじゃなく、やっぱり波長というのは、合う人が大事なのだ。それは僕にとって祖母であり、本日はその方を偲ぶ会なのであった。





そういう意味で、早く終わらないかな〜と考えていた。




なんやかんや、帰ってこれた。会場から駅までの途中、スーパーのライフが新しく立っていた。
もし祖母がいたら、きっと自転車でここまで買い物に、なんなら歩いてでもいけただろう。
「スーパーでさんま買うてきたけど、食べるか〜〜」と言いそうな気がしたのだった。


僕が今日思っていたことは、写真を見て、「人を恨むのは、みっともない事よ」と、祖母や大叔母に言われた気がした、と言うことであった。そして僕がそんな気がしたのは、この人たちと多少でも触れあってきたからであった。




僕は大切されてきたのだろうか。反対に俺に自分のでかく見せるヤツや、他人を蔑むヤツは、普段相手にされてない連中なのだろう。そいつらと比較するわけではないが、俺は祖母と過ごせて幸せだ〜思ったよexclamation「この人ために頑張るわexclamation」という男に会えてよかったよexclamationとも思えた。




人生の目標とは?俺の人生観とは?愛と友情?義理と人情?



ど根性か?浪花節か?プロ野球の川藤さん、掛布さんのような男か?




僕はその写真から、大切なことを教えてもらっていた気がした。







続く











0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する