久々に観るIMERUATのライヴ。
地下にある沖縄を思わせる(?)ライヴハウスの空間とも相まって、独特の人の暖かさを感じる空間でした。
ラジオ番組的なコーナーも交えて、飽きる間もない時間でした。
一曲目はゲストのチェロ結城氏のリアルタイムのループを使ったソロ演奏から、代表曲「Imeruat」へ。
この曲のサビへの流れは何度聴いても感激、感動します。
・Imeruat
https://www.youtube.com/watch?v=edhpdsnFE64
この日はドラム、ベースが無く、音源を流す編成だった事もあって、「Cirotto」などでのminaさんのトンコリの演奏もはっきり聴こえて良かったです。
「Black Ocean」、「6Muk」、半音の更に半分の音程を使った「Quater Tones」、「TeNiOE」、「焼きそばパン」などを演奏。
途中、会場のスクリーンも使われ、映像に合わせて演奏と歌は生演奏という試みも贅沢で良かったです。
5拍子の澄んだ感覚が心地良い「Giant」、MVが完成した「暗殺したい」、いずれも大きな体制の力に対する在り方についてのメッセージだと受け取りました。
「ぽろろろろろろ」もそうした、政治、国家的な大きな流れに日常を明け渡さない大事さを感じる曲です。
通り魔事件についての話もありましたが、生き辛い不安を感じる時代に、感じた気持ちを認めつつも、その気持ちに流されて終わらない意志に、とても共感しました。
この日、一番印象に残ったのは「ルフルール」。
暖かく素直な感性、懐かしさに涙腺が緩みました。
・ルフルール
https://www.youtube.com/watch?v=QUISTFX9OVw
アンコールは「イメルア体操第四」。
座って観て固まっていた身体をほぐしつつ、不条理な体操に笑う、楽しい締め。
研ぎ澄まされた感覚と、優しく暖かい感覚の同居。満ち足りた時間でした。
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