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2019年04月05日11:12

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餞別を出されたが・・・

4月に入りカレンダーに記した「施療最終日」に一日一日近づいて行く。
年に一度でも来られた方には年賀状で「転居」の案内を出しており、その中に
追突された交通事故の患者がおられ、相手の入っている保険会社からは
「当てられ損」の扱いをされておられるようで、「まだ医者通いをしているのか!」の状態。
私の友人の中には保険代理店を営んでいる者もおり「自由診療は保険会社次第」の情報も得ており
交通事故に関する市役所の「無料相談」を薦めている。
人の良いのも何処かに置いて強く交渉をしないと後悔するだけになる。

それとは別に「亡くなった義父もお世話になった」からと餞別を出されたが受け取れるものではない。
施療の学びを始めて数年経った頃に、業界関係者の紹介で「脳梗塞に伴う片麻痺」の方を
診せていただいた。
およそ6年程、往診させて頂き最後は「検査入院」先で院内感染で急逝されたが、
その方のお蔭で多くの事を知ることができた。
知識・技術を深めることの出来た患者の貴重なお一人でもある。
検査入院先へ見舞いに行ったが検査中でお会いすることも叶わず「あの時に・・」の
後悔の念もある。

餞別を出されても到底受け取れるものではなく、今日の知識・技術の下地を考えれば
お体を診せていただいた事による「感謝」の一言に尽き、餞別は固く辞退させていただいた。
交通事故の被害者として数年以上医療機関通いをされておられる方を診せていただいたが
画像診断には異常は無く「なぜ良くならない?」の現代医療の見落としが存在する。
前にも発言しているが「癒し」そのものを否定する気持ちはないし、患者自身が
どのような内容の施療を選んでも、それは患者の意思によるものなので横から口出し
するものでもない。

現代医療に欠けているのは、慢性期医療の軟部組織に向けている意識であり
技術の未開発や軟部組織硬直による免疫力低下に伴う疾患の現われであろうと思われる。
自己免疫不全になるであろう白血病で友人を1人亡くしてもいる。
壁一面が空気清浄機の無菌室に入っていたが、最後は治験薬を投与されても
病魔を追い出すことは出来ず、このを去って行かれた。
私の主治医が言われるように医療業界は「白い巨塔」の体質は変わっていない。
転居先の行政にも「創業」という形で伺いを立てているが、慢性期医療を理解できる相談員は
いないであろう。それでも壁は叩き続ける必要がある。
現代医療に不信感を持っている者が手ぐすねを引いて待っている。
その者達の意見を集約し、その者達の意見に沿うような技術の披露、科学的根拠と思われる
説明が伴えば、大衆からの「こんな医療が欲しい」をボトムアップ出来る。
それを信じて故郷への転居になる。

1人で声を上げてもどうにもならないが、多くの意見が集まり結果が伴えば行政も動こう。
多くの意見を言ってくれる者、ブレーンとして臨床を手助けしてくれる者など
多くの協力者が必要になるし、私自身の気持ちの入れ替えも必要であろう。
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