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2019年04月01日20:27

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すり抜けしないとバイクは上手くならない(すり抜けのコツ)

これを書くと荒れる可能性があるなぁっと思ったけど、
世界に公開して書きます。きっぱり。

すり抜けに関しては、ライダーによって最も意見がわかれるところだと思います。
世間一般には、すり抜け=危険というイメージが普通だと思います。
法的には、グレーゾーンとされていますが、違法なすり抜けと、合法なすり抜けがあると思います。

明らかに違法なすり抜けは、
・イエローカット
・歩道扱いの路側帯走行
・高速道路の路側帯走行
・割込み運転
というところでしょう。

勘違いが多いですが、違法じゃないすり抜けとしては、
・イエロー線でも通行帯内の追越・追抜き。
・左側追抜き。(左側追越は違法)

確かに明確な違法じゃなくても、危険なすり抜けは多々あると思います。
しかし、すり抜けは、必ずしも危険ではありません。
むしろ、すり抜けしたほうが安全といえる状況も多々あります。
擦り抜けには、我先にの危険な擦り抜けと、事故を起こさない為の安全の為の擦り抜けがあります。
擦り抜けをしないライダーは、擦り抜けによって得られる、事故を起こさない運転スキルを永遠に知る事が出来ません。
高速道路や幹線道路で、突然の車線変更により衝突されて殺されてしまうライダーは、すり抜けしない自称安全運転のライダーが多いと思います。すり抜けを極めているライダーは、他のドライバーの運転をまったく信用していないので、いつでも逃げる準備をしています。狭いところにもサッと避ける事が出来ます。
安全な擦り抜けのスキルを持ってるライダーは、擦り抜けしない多くのライダーより事故率は低いはずです。
安全な擦り抜けのスキルを持ってないライダーの擦り抜け運転は、擦り抜けしないライダーより重大事故の可能性は高いです。
安全な擦り抜けスキルを持ってないライダーの擦り抜けは、単なる暴走です。

私は平成31年現在、4輪と2輪あわせて35年約140万キロの運転経験があります。
2輪はそのうちの3分の1ほどなので、約45万キロの運転経験があります。
私は横浜市栄区という田舎の出身なので、もともとは、そんなにすり抜けしないタイプのライダーでした。
しかし、高校2年の時に、高速道路の片側3車線の真中の車線(第二通行帯)で追突されて、両足骨折をしました。
夜の雨の下り坂で、前の車が急ブレーキで停車して、私はなんとか追突せずに停止しましたが、後ろの車は約120キロからスリップしながら突っ込んできました。(120キロは加害者談)
転倒していたら、私は死んでいたと思います。
過失相殺は、当然0−100%でした。

この事故から、追突されない為には、どうしたら良いか考えて、
なるべく一番後ろに並ばない運転、つまり、すり抜けする事にしました。
普段走行する時も前の車をよけやすいように通行帯の真中を走らずに、右寄りか左寄りを走るように変えました。つまり「すり抜けライン」のポジション取りです。(すり抜けするスペースがない時に後ろの車が寄せてくる場合は、ブロックする為に真ん中を走ります)
すり抜けラインは、隣の通行帯を走る4輪車の死角に入る時間を短くできます。
右寄りまたは左寄りを走ると、突然4輪車の下から出てくる、道路に落ちている障害物や穴を踏む確率が低くなるメリットもあります。
前方や後方が見やすいというメリットもあります。

それから34年、約135万キロ、バイクでも車でも追突されていません。
バイクでは、追突に限らず自分に過失がついた事故を一度も起こした事がありません。(転倒除く)
車もあわせると31年約125万キロ弱、自分に過失のついた事故を起こしていません。(相手が一方的に突っ込んできた0−100の事故しかありません)

交通事故は追突事故が一番多いのです。交通事故の3件に1件は追突事故です。
ですから渋滞の一番後ろにバイクで並ぶという運転の仕方は、いつか追突される可能性が高いです。
追突されたらバイクは死亡事故になる可能性があるので、なるべくすり抜けして前の方に行ったほうが良いです。

事故を起こさない、すり抜け方法はあると断言できます。(ある程度の経験等は必要。)
私は必ずと言ってもいいほど毎日すり抜けしますが、高校1年の時に典型的な左折巻き込みの転倒以来(当時は誘引事故という考え方がなかったので、自爆扱い)、35年間すり抜けで事故になっていません。

すり抜けで事故を起こさないための一番のポイントは、
【速度差】です。
速すぎるすり抜けは、いつか必ず事故になります。
すり抜けの安全な速度差は、ずばり基本20キロです。(第二通行帯以上ある場合の普通の追い越し・追い抜きの場合は、20〜30キロの速度差が最も安全です)
私は速度差40キロ超のすり抜けはしないと決めています。(普通の追い越し・追い抜きの場合は50キロ以上の速度差をつけないと決めています)
速すぎると、周囲の他の走行車両や路上駐車や右左折車等の状況を全て把握して判断するのが難しくなります。
速度差10〜30キロであれば、先の状況を含め、ほぼ全てを把握して運転する事は難しくないので、100%に限りなく近く、事故を起こさないすり抜け運転が可能になります。
速度差30キロから危険度が跳ね上がり、概ね速度差40キロ以上ついていると、擦り抜け中に突然車線変更してくる車や幅寄せしてくる車を避けられない可能性が高くなります。
速度差50キロ以上の擦り抜けは、大変危険なのでしないようにしましょう。速度差50キロ以上の擦り抜けは、事故になるかは相手次第なので、運に任せた運転です。いつか必ず事故になります。

次に、
【安全マージンをしっかりとる】事です。
すり抜けしていると楽しくなってきて、自分に酔ってきてしまう事がありますが、
「ぎりぎりは行かない」「必ず逃げ道をつくる」事にしています。
逃げ道を作るというのは、
4輪車がピッタリ並走している間や、ずれていても車間が近い場合は基本行きません。行く場合は、絶対にこれ以上車間が狭くならないと判断した状況か、万一幅寄せされたとしても減速か加速で逃げられる状況でしか行きません。状況によっては4輪が並走してる間を行った方が安全な場合がありますが、その判断が出来るようになるには、かなりの経験が必要です。並走してる間に入る直前や入った瞬間に、両方の車が同時に寄せて来る事もあります。
下手なために真っ直ぐ走れないドライバー、故意に幅寄せしてくるドライバーがいるので注意が必要です。特に故意に幅寄せしてくるドライバーは、突発的に急ハンドルで幅寄せしてくるのがいるので危険です。行かせないぞと、加速して巧妙に突然車間を塞いでしまうドライバーも多くいます。
大型車でも故意に寄せてくるキチガイはいます。死亡事故はこのパターンが多いと思います。故意に寄せられると避けるのが難しいタイミングになる事があります。故意に寄せられても避けられる速度差で走る事が大事です。

そして、基本的な事ですが、
【左折巻き込み】
【右折巻き込み】
【サンキュー事故】
【脇からの飛び出し】
【右直事故】
【歩行者、自転車の渋滞からの飛び出し】
【4輪車の突然開くドア】
に気を付けて、すり抜けする事です。
特に左折巻き込みは、初心者が事故を起こす典型的パターンです。
右前方の4輪車が、速度を落として右に寄ったので、譲ってくれたと思って加速した瞬間に左に曲がってきて巻き込まれるというパターンです。
免許取得の試験では4輪車は、左折巻き込みしないようにキープレフトで曲がるようになっていますが、大多数の4輪ドライバーは左大回りして曲がってくるのが現実です。特に地方のドライバーは、100%というくらいキープレフトしないです。
左から出てきた車が、直ぐに左に曲がるという事があります。この時ウインカーも出さずに左を開けた大回り左折をしてきます。そこにバイクが入って巻き込まれるという事故は珍しくありません。

その他、すり抜けのコツとしては、
・自分のミラー・ハンドルと4輪車のミラーの位置が重ならないようにする。(真っ直ぐ抜けるのでなく、車のミラーを避けるようにバイクを小さくスラロームさせる)
・細かく走行ラインの修正や、バランスを保つために、ステアリングを効果的に使う。ステアリング主導ではなくセルフステアですり抜けすると、幅寄せ等された時に瞬時に避けられません。一瞬タイムラグができます。
・逃げる可能性のある方向に、準備として、あらかじめ僅かに重心を寄せておく。その状態でステアリングを使うと早く避けられます。荷重移動とステアリングが同時でも良いです。特に狭くて不安定になりやすい場所やタンデムでは、荷重移動とステアリングを切るのを瞬時に同時にやるのが最も効果が高いです。
・クランクのように狭いところを避けないといけない時は、ステアリングの使い方に加えて、リアブレーキとステップ荷重を使うのが切り返しに効果的。(特に難しいタンデムでのすり抜けに威力を発揮します)
・超低速で、すごく狭いところを通らないといけない時は、足を一瞬つくとバランスをとりやすくなります。(スキーのストックと同じ効果です。ストックのように足を一瞬つきます)
・大型車の横は最大限の注意。横で転倒すると後輪に轢かれて死亡事故になります。ギリギリは行くべきではありせん。
・大型車はリアオーバーハングで後ろが出てきて、進路を塞ぐ事があります。リアオーバーハングが1メートル以上出てくる車種もあります。
・信号待ち時、大型車の前方の死角に入ると、大型車が先に発進した時に轢かれる可能性があります。
・大型車の運転席側のドアの横下は完璧な死角になります。そこにバイクでとまると、大型ドライバーから物理的に見えません。(大型運転手が窓を開けて、顔を出して下を見ないと見えません)
・大型車と大型車の間の擦り抜けは、止まってる場合以外は腕に自信があっても行くべきではありません。自殺行為です。大型車の横をスリ抜けようとして、幅寄せされたり、轍でふらついたりしての接触転倒の死亡事故は繰り返し起きています。大型車の動き出しにも注意しましょう。
・自分の存在を前の車両のサイドミラーから見えるようにしましょう。サイドミラーに映ってないと、いきなり車線変更されるリスクが高くなります。速すぎるすり抜けも、相手から存在を認識されないので、突然車線変更されるリスクは高いです。
・サイドミラーも死角の目視確認もせずに車線変更や右左折してくるのがいます。常に避ける事を想定して運転しましょう。イエロー線でも突然車線変更してくるのがいます。
・他のバイク等と競争しない。競争すると段々ペースが上がって簡単に危険領域に入ってしまいます。常に自分のペースを保ち、絡んでくる他のバイクから離れましょう。スリ抜けで競争のように絡んでくるライダーは、アドレナリンで頭がおかしくなっています。
・他のバイクと一緒にすり抜けする時は、追突しないように適切に車間距離を取りましょう。速い!と思ったらついていくのをやめましょう。すり抜け後続のバイクのほうが、車に故意にブロックされる確率は高いです。
・他のバイクから、なるべく離れる。特にクランクしてくる可能性の位置関係のバイクに注意する。隣のすり抜けラインのバイクと近くなると、そのバイクを避ける為に車が突然こちら側に寄ってきたり、バイクがクランクしてきて衝突しそうになります。クランクしてくるバイクには、我先に根性で故意にクランクによりブロックしてくるのがいます。
・クランク走行はなるべくしない。すり抜け2輪車同士の衝突事故の原因になります。
・やむを得ずクランク走行する場合は、すり抜けラインに入る直前に車体をラインと真っ直ぐ平行にして、サイドミラーで後方の安全確認をしてから入ります。スペースが狭い場合は難しいですが、必ずやるべきです。自分より細いバイクが抜けてくる事があります。我先にで加速してくるのもいます。渋滞が完全停止していてスペースが狭く車体を真っ直にしてミラーで確認できない場合は、100%来ないとわかってる場合以外は、必ず一時停止して安全確認してください。振り返っての安全確認だとミニバンが死角になって速い速度で擦り抜けしてくるバイクの確認が出来ません。クランクに入る前に自分の後方遠くまでバイクがいない事も確認しておきましょう。遠くてもバイクがいる場合はクランクしないほうが良いです。遠くにいたバイクが自分を抜くために急加速してくる時があります。
・他のバイクを抜く時は、可能であれば1メートルは横の間隔を開けるようにしましょう。近い距離で抜くと喧嘩になる可能性があります。少なくとも50�僂漏�けましょう。車を抜く感覚でギリギリで抜いてはいけません。

・高速道路の場合、幅寄せしてくる4輪は、追越車線の車が多いです。
・第二通行帯から突然左折してくるキチガイもいます。右折車は右後方を確認しないで曲がる車が多いです。曲がれるところでは、左も右も、なるべく抜かないほうが良いです。
・ウインカーをつけなかったり、同時や1秒ウインカーで突然車線変更してくるのがいます。ウインカーだけじゃなく、前タイヤの動き始め、前角の動きの3点を視野に入れておくのがポイントです。少しでも早く避ける行動に入れるように、擦り抜け時は常に集中する必要があります。
・空のトレーラーやスポーツカーには気を付けてください。サスペンションが殆ど沈まないので、突然クイックに車線変更してきます。
・隣の車等と並走になってる時に、ギヤチェンジや、手を何かする為に動かしたりするのはやめましょう。すり抜け時は瞬時の判断と咄嗟の動作が必要です。ミラーで後ろを見るのも並走していない瞬間にするのが良いです。並走になってる時は、一瞬でも目を切らないほうが良いです。
・すり抜けラインが大型車で詰まった時は、大型車の直後を走るのではなく、クルマ1台を間に入れて、その後ろのポジションを走って、安全に擦り抜け出来る間隔が開くまで待ったほうが安全です。
・すり抜けラインが詰まった時は、前後の車間が少ない状況になりやすく、このタイミングで追突事故が起きたら逃げ場がなく大変危険です。後ろの車との車間はコントロール出来ないので、後ろから煽られても前の車との車間を意識して開けて、追突事故を起き難くしましょう。
・カーブでは原則すり抜けしない。幅寄せされて逃げ道がなくなる時があります。
・交差点手前では、車線が増えるのでスリ抜け出来る幅が狭くなる事が多いです。右左折車を避ける為に寄ってくる車も多いです。
・自分からは見えない位置に自転車や原付がいて、それを避ける為に大型車やミニバンが突然寄ってくる事があります。

すり抜けライダーの暗黙のマナーとしては、下記があります。
・すり抜けしないのに、すり抜けラインを塞がない。
・すり抜け中、後ろのバイクに追いつかれたら、すり抜けラインを空けて進路を譲る。(追いつかれた場合は、9割がた後ろのバイクのほうが、すり抜けが速いです。譲ると自分のほうが遅いとわかる事がほとんどです。すり抜けラインに隙間をあけても抜いて行かない場合は、たいして速いライダーじゃないのか、後ろを走りたいという意思表示なので、譲らなくていいです。ただし、その場合でも自分の後ろに、もう1台以上追いつかれたら、譲るべきです。)
この2つを守らないと、不必要にイライラさせて、強引に追い越しをかけられて、事故の原因になります。

すり抜けしない人は、基本狭い所を通らないので、すり抜けする人に比べて、車両感覚がたいへんアバウトです。
その為、前方で何かあった時でも、4輪車の隙間にサッと避ける事が出来ません。
これが出来るのと出来ないとでは、安全面で大違いです。

普段すり抜けをしない人が、ツーリングで大渋滞にはまり、仲間や他のライダーにつられてすり抜けするのは大変危険です。
路肩やスリ抜けラインが轍等で波打ってデコボコになっていたり、段差で突然ハンドルが取られる事があります。最低でも、この状況で、バランスを取ってフラつかないレベルにならないと、すり抜けするのは危険です。段差等でハンドルを取られた時は、瞬時にバイクを小さくスラロームさせるのが効果的です。
他の人とツーリングに行く可能性のある人は、普段から安全な状況では、安全な方法ですり抜けする練習をする事をお勧めします。擦り抜けしないと言ってるグループでも、酷い渋滞の時には結局擦り抜けをしますので、その時に擦り抜けスキルを持っていないと危険だからです。
すり抜けは、実は、安全運転とライディングのスキルアップの方法です。どんな状況でも、車のミラーに絶対ぶつけないレベルになってください。
夏のツーリングは熱中症になるリスクが高いです。特にアクアラインのようなトンネルは気温40度以上になっています。スリ抜けしないで渋滞にはまってるとマジで死にます。

バイクは車と同じように走っていると、煽られたり、追突されたり、ぶつけられたりします。バイクは、殺されないように、瞬時に避けられる防衛運転のスキルが大事です。
この防衛運転のスキルは、すり抜けの豊富な経験で得られます。豊富な経験により、安全な擦り抜けが出来るようになります。
擦り抜けは、峠を安全に速く走るより奥が深いです。熟練すると事故に遭わない確信を持てるようになるので、バイクに乗る事に怖いという気持ちがなくなります。

すり抜けしてる時としてない時は明確に走り方を変えたほうが良いです。
すり抜けしてる時は他の車より基本20キロほど速く走ってるし集中しているので、突然の他車の幅寄せ等を避けやすいので他車との横の距離が近くても大丈夫ですが、すり抜けしてない時は他車と速度が同じか遅い事があるので他車の突然の車線変更等を避けるのが難しくなります。
すり抜けしてない時は、他車と並走状態にしないのは当然として他車との車間距離を多くとったほうが良いです。



擦り抜け死亡事故
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