エッフェル塔　日本の光をまとう

「エッフェル塔　日本の光をまとう」という番組がNHK-BSであった。
たった１０分間の短い時間であったが　大変すばらしかった。

昨年パリで日本紹介のイベント「ジャポニスム２０１８」の一環として行われたエッフェル塔のライトアップショウだった。
照明デザイナーの石井幹子・石井リーサ明理さん母娘による度肝を抜くようなライトアップだ。

数々の日本の美がエッフェル塔に映し出される。
最初は日の出で太陽がエッフェル塔の下からしだいに上に登っていくシーンから始まる。
そのときバック音楽でラヴェルのボレロがかかっていた。
これは先日見た映画「愛と哀しみのボレロ」の出だしを彷彿とさせる。
映画のときはエッフェル塔の前にしつらえた舞台でバレエダンスがおこなわれた。

その後日本の色や葛飾北斎の「神奈川沖浪裏」が映し出され、巨大な波がエッフェル塔に踊る。
さいごはエッフェル塔全体が黄金色に輝き、下部に尾形光琳の「燕花子図屏風」が映し出される。

日本で開発した巨大なレーザープロジェクターを大量に駆使してエッフェル塔を浮かび上がらせたショウはすばらしかった。

番組も短かったが実際も短かったらしい。
パリっ子たちはこの素晴らしいショウを堪能しただろう。


説明
http://www.japonismes2018highlight.com/jtehomejp.html
https://japonismes.org/officialprograms/エッフェル塔ライトアップ
https://www.youtube.com/watch?v=9u1yo2UeALY

このライトアップを紹介したニュース。
https://www.sankei.com/photo/daily/news/180914/dly1809140007-n1.html


ライトアップの動画。
https://www.youtube.com/watch?v=Nu_00qHGGzY