真名井神社の後は籠神社(元伊勢)に行こうと思ったのだが、既に時刻は夕方近くになっていたため、先に展望台がある傘松公園へ行く事にした。
通常ならばケーブルカーまたはリフトを使っていくのが普通なのだが、往復料金を見た瞬間立ち止まった。
「往復料金で600円台は高すぎる」
いつものケチケチモードが発症し歩いて行く事に決めたのだが、徒歩で向かうルートが見当たらない。
適当にケーブルカー乗り場の脇の道を歩いていくと、傘松公園への地味な案内看板を発見した。
途中までは舗装された生活路なのだが、途中からはかなり草臥れた感じの石段となる。
石段コースではほとんど歩く人が居ないせいか、落葉が積もっており非常に滑りやすく歩きにくい。
この石段を15分程歩いていくと、目指す傘松公園に到着した。
目の前には傘松公園があり、股覗きの展望台もあるのだが、一つ違うところは人の気配が全くしない。
レストハウスもあるのだが、人が居ないのでシャッターが下りている。
そもそも既に営業すらしていない雰囲気もあるのだが、近くにある自販機は運転しているし、ゴミの回収も行われているようである。
その割には賑やかな声だけが響いているので、近くに行き眼下を眺めてみると、ケーブルカー経由の傘松公園は少し標高が低い所にあるようである。
一応その場所へも行けるようなのだが、目的は「標高が高い所から天橋立を眺める」事だったので、歩きコースの方が得をしたことになった。
あまりにも誰もいないので、傘松公園独り占め状態でずっと眺め続ける事が出来たのは最適だった。
長居しすぎると籠神社(元伊勢)への参拝前に陽が落ちてしまうのと、街灯すらない山道を歩きたくないので、頃合いを見計らって麓に降りた。
麓に降りる際に、地元の人が犬の散歩をしながら登ってきていた。
やはり観光向けではなく、地元用の生活路でしかない道なのだろう。
-----
旅行日:2017/05/02(Tue.)
写真: 傘松公園(天橋立:股覗き, 公園内)
※このルートを利用すれば、成相寺までバスに乗らずとも歩いて行かれる。
ログインしてコメントを確認・投稿する