２０１８年度の市民大学
三重大学企画運営「２１世紀ゼミナール」〜脱炭素社会実現に向けた取組み〜が終わった。
数十時間をかけての学生向け講義を、一般市民向けに各１時間半に短縮しての内容には、
講師側にとって「詰め込み」講義には、伝えたい事の数十分の一にすぎなかったであろう。
他の市民大学講義は、参加しやすいように土日開催に設定されているが
企画運営側が中高年齢者ということもあり、古い知識を新しい知識に入れ替える
リカレント学習の意味合いが強いと思われる。
９月５日、ESG投資マネーの新たなうねり
10月３日、リニア時代の中部圏の地域づくり
11月７日、持続可能な発展を実現する生物多様性の条件
12月５日、持続可能な開発に向けての地方からの発信
そして、昨夜の「未来学としての”四日市学”」になる。
日本の四大公害の一つ「四日市喘息」を題材に経済と環境の調和・・・。
右肩上がりの経済発展の陰で犠牲にされた環境汚染や健康被害
私が四日市に移り住んだ頃は「四日市公害」が終息に向かった頃で
海岸線沿いに並んだ企業からの排煙に含まれる汚染物質は規制によって
大幅に減少していた。
今でも、時折り騒がれるが、特に電気炉の有る地方では、夜陰に紛れて
汚染物質をまき散らす企業がある。
夜間の電気料金の安さが企業にとってコスト削減に繋がり、その延長線上に
製品の価格設定を低く抑えられるメリットがある。
行政も分かっているであろうが、経済優先、税金収入の面から見逃している。
季節風に乗ってやって来る”黄砂”に含まれる環境汚染物質に危機感を抱くが
過去を振り返れば、高度成長期の日本でも行われていた事にすぎない。
高度成長期に産出された汚染物質は、季節風に乗って世界の何処へ向かって行ったのか。
高い煙突で空気中に拡散してしまえば環境汚染や健康被害を起こさなかったのか。
”アメリカ第�擬腟繊匹鮠Г┐襯肇薀鵐彗臈�領の”条約離脱”に憤りを感じ
”時代錯誤”と見られがちだが、私達の辿ってきた足元を見れば大量消費のアメリカ一国に
その責を負わせることはできない。
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