コルサコフの中心街に近い、緩やかな坂道に面したレストランに入った(写真)。
◎出てきたオヒョウはパサパサ
港町だから、僕は密かに美味しい魚が出てくることを期待した。ところが出てきたのは、魚は魚でも正体不明の不味い魚のソティー。パサパサで、味もしない。あまりに不味いので、スケトウダラか時季外れのホッケではないか、と思ったほどだ。
ところが現地ガイド氏に店に聞いてもらうと、オヒョウだという。オヒョウ!?
僕が北海道で食べたことのあるオヒョウと似て非なるものだ。おそらく冷凍魚ではないのだろうか。南樺太(サハリン)は海に囲まれた島であり、しかもコルサコフの街の目の前に海があるのに、サハリン州政府の怠慢か無能か、沿岸漁業がまるで駄目なようである。
◎ユジノサハリンスクで見かけた冷凍魚専門店「オケアン」
実際、僕はユジノサハリンスクの独りでの街歩きで、冷凍魚専門の「オケアン」という店を見つけた。オケアンなど、ヨーロッパ内陸部のモスクワの店かと思ったら、ユジノサハリンスクにも支店があるなど、信じられない。つまりソ連・ロシア支配のこの島では、鮮魚は夢なのだ、とここで知った。
そして海の街のコルサコフで、これが外国人観光客をもてなすレストランなのである。
◎人気の少ない公園
独り早めに昼食を切り上げ、バスの停まるコルサコフ(旧・大泊)市街の坂をくだった下りきった所に公園がある(写真=下の写真は公園からレストランのある坂道を望む)。
この樺太紀行で、僕はロシア統治下のサハリンの批判ばかりしているが、長所を挙げれば公園や道はきれいなことが挙げられるだろう。ゴミは、まず見かけない。
名は知らないが、この公園も美しく、よく整備されている。昔、大泊時代は何と呼ばれていたのだろうか。
土曜日なのに、あまり人はいない。
そこに、いくつか銅像が建てられている(写真)。
注 容量制限をオーバーしているため、読者の皆様方にまことに申し訳ありませんが、本日記に写真を掲載できません。
写真をご覧になりたい方は、お手数ですが、
https://plaza.rakuten.co.jp/libpubli2/diary/201812170000/をクリックし、楽天ブログに飛んでいただければ、写真を見ることができます。
昨年の今日の日記:「中国共産党が監視する中国ネット通販巨人のアリババ;すべての個人情報を覗き、批判派を排除する共産党の『ポチ』の危険性」
ログインしてコメントを確認・投稿する