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2018年09月02日11:33

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数値だけではない

痛みや不快感で医療機関を訪れ、画像検査や血液検査で「異状無し」
よって「気のせい」と言われる方もおられます。

医療の発展と同時に効率も注視され、各種検査の結果で疾患の有る無しを
判断されるようにもなってきている。

ご年配の方は「体具合が悪いから来たのに、異常無しとは何だちっ(怒った顔)」と憤られ
思わぬトラブルに巻き込まれ、ストレスを抱える医師もおられる。

昨夜は、船越英一郎氏の「赤ひげ」がTV報じられていたが
過の時代とは雲泥の差で医療は発展してきている。
そのために、健康さえも医療に丸投げ・ぶら下がりの気風が蔓延している。

数値上「異常無し」は、疾患を見究めるうえで大事なことです。
その上で本人の持っておられる「感覚」を「どのように捉えるか」です。

「老化」は、この世に生まれ落ちた時から始まっています。
研究によっては「腰椎ヘルニアの兆候は、すでに10歳頃に診られる」
もちろん、運動・スポーツ内容に比例もするでしょうし、交通事故等の外圧が
身体にどれだけ負荷を加えているかにもよりますし、その方の持って生まれた
器質・機能にもよるでしょう。

街中を歩いて杖を突いている、或いは酷いO脚で歩行の辛そうな高齢者に
意識を向けられる方は、どれほどおられるのでしょうか。
「私には関係のない自然な成り行き」なのでしょうか?(白)

健康志向でメディアを賑わし、各種サプリメントに走る方も大勢おられます。
年齢と共に、人体に不足がちな栄養分も出てきます。
近頃では、大手企業が参入して成分の有効性を後押ししています。

健康を維持するには、相当の努力を必要とされます。
安易に「これさえ飲んでいれば」で良いのか?(白)

過去に診せていただいた高齢者の中には、プラチナ入りの腹巻・膝サポーターを買われ
ほぼ10年使っておられました。
腹巻は5万円、膝サポーターは片側3万円・計6万円です。

ご本人にとって、医療機関では満足な回答やリハビリ技術の行使が無く
「藁に縋る」思いで使用に踏み切ったのでしょう。

私達の身体は「数値」だけでは表面化しない不調・不具合があります。
私も「感覚」に寄り添う医療の出現を待ちわびる一人です。
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