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2018年08月25日17:26

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『未来の中国年表』

近藤大介・著 講談社


今や消費、製造業、インバウンドを始め、日本経済に多大な影響を
与えている中国の未来の話です。


・「子育てをする20代女性」が600万人減少
・北京市の人口減少
・雄安第二首都構想
・適齢期の男性3000万人が「結婚難民」に
・同性愛大国への道
・大卒が年間900万人を超え「大失業時代」到来
・年間1200万人離婚時代がやってくる


出生数が1786万人から1723万人へ

20歳から29歳までの子育てが一番旺盛な年齢の女性は、600万人
近くも減少している

◆出生数の減少を招いた背景
1.子育てコストの上昇
2.公共サービスの欠如
3.出産観念の変化

夫婦の給料は食事代と家賃ですべて消えていくという家庭は、二人
目の子供どころか一人目の子供さえ躊躇する。その結果、「自分た
ちは貧しいけれども子供には豊かになってもらいたい」という、一
世代前の親たちが抱いたチャイニーズ・ドリームが、消え失せてい
くのである

「第二首都」発表の翌日には、早くも雄安の地価は2倍にハネ上がった

中国は2020年には、結婚適齢期とされる20歳から45歳までの人口
で見ると、男性の数が女性の数よりも、3000万人多い社会となって
しまうのだ

2011年8月には、婚姻法の司法解釈も変更された。それまでは、夫
婦が離婚する場合、家庭の財産は夫婦等分割が原則だった。それが、
「結婚時までの財産は離婚時に元の所有者に戻す」という解釈に変
わったのである

「剰男」たちに目を付けて、ビッグ・ビジネスに変えたのが、アリ
ババ・グループの馬雲(ジャック・マー)会長だった

中国人には一般に、国際結婚に対する拒否感のようなものがない

習近平政権のメンツにかけて、2023年に中国はアメリカを追い越
して、世界最大の経済大国になる可能性があると見ている。なぜな
ら、2023年という年は、2期目の習近平政権が終わる年だからである

2024年 年間1200万人離婚時代がやってくる

実際に工場でモノを作るブルーカラーの人口が、急激に減りつつある

中国の人口学者たちが、中国の人口のピークと見ているのは、おお
むね2035年

インドは、2024年に中国を総人口で追い越した後も、若い国民が
中心のエネルギーが満ちあふれた社会が続く

巨大市場・中国のことですから、どのトレンドも半端ないマ
ーケットインパクトの大きさです。


中国がわかれば、未来がわかる。


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