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2018年08月22日22:05

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「Mr.インクレディブル」

「インクレディブル・ファミリー」を観るための予習で、DVDを引っ張り出して「Mr.インクレディブル」を見る。
子供たちは過去に何回も見ているようだが、私は初見だ。

スーパーヒーローのMr.インクレディブルことボブ・パーは、日夜悪党と戦い街の治安を守っていた。
同じく悪党と戦っているイラスティガールと結婚するのだが、ちょうどその時Mr.インクレディブルは、自殺しようとしていた人を救って逆に訴えられてしまう。
さらに、悪党と戦う事で街を破壊したことも避難され、遂にすべてのスーパーヒーローはこれまでの罪を問われないが、これからは活動をしてはいけないという「スーパーヒーロー保護プログラム」が成立し、活動を制限されてしまった。

それから15年後、ボブは元イラスティガールである妻のヘレンとの間に2男1女の子供に恵まれ、保険会社の交渉人として勤務していた。
だが時折スーパーヒーローとして活動してしまい、そのたびごとにボブたちを見守るエージェントのリックに後始末をしてもらっていた。
ヒーローとしての活動を目撃した人の記憶を消し、時にはボブの新しい仕事と住居を斡旋していたのだ。
だがボブのストレスは大きくなるばかりだった。
長女のヴァイオレットは透明人間になったり、バリヤーを張ったりすることができ、長男のダッシュはビデオにも映らないスピードで動くことができた。
ヘレンは「保護プログラム」を遵守し、夫と子供たちに力を隠して生きるように口うるさく言うが、ボブはかつてのヒーロー仲間のフロゾンと、警察無線を傍受して密かにヒーローとして活動していた。

そんな二人に注目して接触して来たのが、ミラージュと言う女性だった。
彼女は、とある島で暴走しているAI機能を持ったロボットを、Mr.インクレディブルに捕獲してほしいと言う。
ボブは彼女の要望を受け入れて島へと飛ぶが、島で待っていたのは15年前、インクレディボーイと名乗って強引にMr.インクレディブルの相棒になろうとした少年だった。
当時Mr.インクレティブルに相棒を拒否されたその少年は成長してシンドロームと名乗り、スーパーヒーローより強いロボットを製作、そのロボットを自分が倒すことで、一番強いヒーローであると名乗りをあげるつもりだったのだ。

子供向けのアニメであるがディズニーっぽくないスタイリッシュなデザインで、ストーリー構成もアメリカン・ヒーロー物によくある「市民を守る戦いで街を壊してしまうヒーロー」と言う、やや重いテーマになっている。
笑わせる部分もややシニカルな笑いが多く、印象としてはちょっと大人寄りに作られているかな、と言う感じだった。
PIXAR作品の中ではちょっと異色な感じがするので、ひょっとしたら日本公開はあまり人気がなかったのかもしれない。

ちなみにDVDに収録されている特典映像の短編「ジャック・ジャック・アタック!」は、現在公開中の「インクディブル・ファミリー」の布石になっていた。


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