先日、息子の体操教室に付き添ったときの話。
マットに向かって子どもたちが前転したり、走り回ったりするというのは、けっこう楽しいもの。他人事としてきいていたとき、付き添ったうえにそれをただ見ているなんて、なんかヒマだなぁと思ったものだ。でも、見ていると、意外と楽しかったりするんだよね。
とはいえ、たしかに一時間、注視しているのも疲れる。というか、飽きる。子どもが順番待ちしているときもあるし。
で、ふと思い浮かんだのが、ずいぶん前に読んだ内田樹、平川克美、名越康文の鼎談『ぼくたちの居場所論』
たしかあれ、Kindleで読んだんだよなぁ、とタブレットを出して本を呼び出す。
いつのまにかタイトルが増えて、探すのはけっこうたいへんだった(苦笑)。だからか、みつかると、ちょっとうれしい。
久しぶりに呼び出して、文章を読んでいく。
居場所論。
本を読んだり、仕事をしたりするとき、どんなところが落ち着くか。静かな書斎より、ファミレスとか喫茶店とか、案外人がいるところの方が落ち着く、みたいな話から、喫茶店のカレーについて、などなど。
くだらないといえばくだらない、まったく意味のない話が、妙に楽しい。
本は、一度読んだものでも、ふいとまた読みたくなることがある。
電子書籍というのは、そういうときの欲求にこたえてくれるものでもあるんだね。
紙の本は、紙の本で、好きなんだけどさ。
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