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2018年07月13日02:28
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『エンジェルボール』by キャラメルボックス
7/6(金）＠ サンシャイン劇場
19：30〜21：30
キャラメルボックスの俳優｢三浦剛｣さんは
元ベイスターズ｢三浦大輔｣選手の実弟で、
彼自身も大学まで野球をやっていたとか。
そんな彼が、今公演で、
ひょんなきっかけで､
41歳でプロ野球選手を目指す男を演じる！と
前評判でガンガン盛り上げる！
なんとなく内容が読めてしまうが、
原作がアリ(｢エンジェルボール｣全4巻／飛騨俊吾)、
それが、石丸謙二郎さんと岡田さんのお薦め作品というので、
少々期待して出掛けた。
＝＝＝以下、大きくネタバレ！＝＝＝
結果…
え〜〜〜っ？
原作のある作品を舞台に乗せたらハズレの無かった成井さん！
どうしちゃったんだろう？
私には“良さ”のわからない作品だった。
まず、なんなんだ？この唐突な終わり方は？！！
事前に､チケットと共に届くチラシを読まなかった私が悪いのか？
確かに､今回は前半2巻分の舞台化､と書いてあった。
それでも､もう少しまとめようがあったろうに…
41歳の男｢寺谷和章｣はトラック運転手
バツイチで息子２人を､母に助けを借りて育てている。
ある日､事故で海中に転落… そこに天使が現れる！
彼女は､和章に､思い通りにモノを投げられる能力を与えた。
それを駆使し、和章は、プロ球団｢広島シャーク｣に入団し、
プロ球団で活躍し脚光を浴びる､という夢を果たしていく。
ざっと書くと、とてもキャラメルボックス的なファンタジーだが、
成井さん、きっとこの作品が大好きで、
あれもこれもみ〜んな舞台に取り込みたかったのだろう。
・あまりに短絡的な離婚理由、
・天使って… (｢相棒｣の１編｢バースデー｣だわ)
・唐突に現れる悪魔、意味わかんない…
なんだか､物語の作りが雑で､巧く気持ちが乗って行かない。
そして極め付け
「わしゃ､愛するものすべてを幸せにしてやりたいんじゃ！」
私の最もキライな種類の人間の言葉！！
そして空回りしていく男。
他人の｢幸せ｣が何なのか､どうしてあなたにわかるの？
自分で相手の｢幸せ｣を決めそれを達成して自己満足…
｢幸せにする｣ なんと傲慢な言葉だろう？！
という日頃からの私の持論を叫びたくなってくる。
私以外の人は、ソー思わないのだろうか？
…で、唐突に終わる。
後編の公演の予定があるの？
それなら、ちゃんとその旨､明らかにして…
そうすれば多少は納得するけれど…
この日､7/6は、
前述､Serial number の2公演観劇の合間の観劇。
Serial number の深い心の奥を切り裂き合うような台詞劇に
心震わせていた私には、
(もちろん全く違うコンセプトの芝居で比べるべきではないのだが､)
どうにも浅薄に観得てしまった。
もっとも､他所で諸評を見ると、絶賛ばかり。
みんな本当に､あんなに感動してるのだろうか？
本当に感じ方は様々である。
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