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2018年06月10日18:24

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週報(18/06/05〜) WORLD CHALLENGE CUP 2018

山手線車内に流れる動画のCMを何気なく見ていると、週末に車いすバスケの大会が行われるらしい。
アリーナ席は有料だが、スタンド席は無料らしい。
今までも何回か車いすバスケ用の車いすにも乗っていた事もあり、「無料」という響きに弱い自分としては、行ってみる事にした。
 
場所は味の素スタジアム(東京スタジアム)の隣、武蔵野の森総合スポーツプラザである。
そのため、利用する駅は京王線の飛田給駅である。
土曜日の朝は用事があったので家を出るのが遅くなったのだが、さらに京王線でもトラブルがあった。
体育館に入ると日本戦が終わる5分前に着いてしまった。
元々日本戦はあまり興味がなく、半分程度見られれば良いかなという感じだった。
それでも5分しか見られないのはあまりに悲しいので、次の試合をみようと思ったのだが、次の試合は3時間後でお昼休みに入ってしまった。
 
体育館内では暇つぶしもできないため、フラフラと周囲を散策した後、2時間後に戻ってきた。
試合開始1時間前にもなると、選手のウォーミングアップが始まるので退屈さはなく、のんびりと見られた。
 
車いすバスケと普通のバスケでルールの差は意外と小さい。
・障害の程度により選手の持ち点に差がある。
各選手に1.0から0.5点刻みで4.5点まで決められている。
 今回の大会用に車いすの足元に各選手の持ち点が一目でわかるように、サイコロの目をした点数表紙がされていた。
・チーム編成は5人だが、各選手の持ち点の合計
 コートに出られるのは14点以内、ただし選手交代に制限なし
・トラベリング
 車いすを3回連続で押すとトラベリングになる。
 2回押した後に1ドリブルすればよい。
・ダブルドリブル
 ダブルドリブルのルールはない
・5×5の対戦で、10分ピリオド4回行う
 
試合は「オーストラリア×ドイツ」戦である。
日本が絡まない試合のため、それ程入りは良くないようで、アリーナ席はかなり席が空いていた。
スタンド席は、先ほど見た日本戦と同じような感じで、地元の人が気軽に見に来ているようである。
近隣の施設に来ていた学生がフラリとやってきているから感じさえある。
…この事から「入場無料にして車いすバスケの認知を広げよう」という目的には合致しており、間違いなく成功である。
 
試合自体は、オーストラリアのチームメンバーが異様なくらいにガタイが大きく、ガタイが小さいドイツチームが苦戦する一方的な試合展開だった。
さらにドイツチームのシュート率もかなり悪く、良い所にバスが行っているのに上手く決まらないといった感じである。
 
3ピリオド目くらいからは、コート上のメンバ編成にも目が届くようになってきた。
「コートに出られるのは14点以内」というルールから攻守バランスも大きく影響しているのが見えてきた。
障害が少ない4ポイント以上のメンバを2人入れ、残りの3人を障害が重い2ポイント以下のメンバを入れる編成になっているのが確認できた。
攻めのメンバは障害が少ないメンバで、守り側を障害が重いメンバで固めている。
但しあくまでもポイントは障害の程度であり、実際の技量とは異なる。
障害の程度が重いメンバでも、技量が高い人がいると試合の流れが頑張ってガラリと変わるのが見ても解る。
「選手の持ち点が試合の駆け引きにもなっている」点が、見ていて面白かった。
 
バスケットボールの試合に関しては、テレビではズームが入りすぎているので見ていて面白くなかったのだが、
実際の現場で見てみると、コート全体を俯瞰で見る事ができて、より一層楽しく見られるのも予想外の収穫だった。
 
ちなみにパラリンピックの車いすバスケも、この会場で行われるようである。
今回のWORLD CHALLENGE CUP 2018は車いすバスケの日本代表国際強化試合の名目が強い試合ではあるのだが、予想以上に内容も面白く楽しめた。
 
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写真: 武蔵野の森総合スポーツプラザ(バスケットボールフィールド)

※試合中の写真撮影は可能だが、動画撮影は禁止となっていた。
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