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2018年05月20日23:46

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シェイプ・オブ・ウォーター

西宮北口のビアカフェへテイスティング会に参加し、その後今津線で宝塚へ。またしてもシネピピアでアカデミー賞受賞映画を見るためだ。今週二度め♪

「シェイプ・オブ・ウォーター」
ギレルモ・デル・トロ監督、2017年・第74回ベネチア国際映画祭の金獅子賞、第90回アカデミー賞の作品賞ほか4部門を受賞したファンタジー・ラブストーリー。

(解説)
1962年、冷戦下のアメリカ。政府の極秘研究所で清掃員として働く女性イライザは、研究所内に密かに運び込まれた不思議な生き物を目撃する。イライザはアマゾンで神のように崇拝されていたという“彼”にすっかり心を奪われ、こっそり会いに行くように。
幼少期のトラウマで声が出せないイライザだったが、“彼”とのコミュニケーションに言葉は不要で、2人は少しずつ心を通わせていく。そんな矢先、イライザは“彼”が実験の犠牲になることを知る。
「ブルージャスミン」のサリー・ホーキンスがイライザ役で主演を務め、イライザを支える友人役に「ドリーム」のオクタビア・スペンサーと「扉をたたく人」のリチャード・ジェンキンス、イライザと“彼”を追い詰める軍人ストリックランド役に「マン・オブ・スティール」のマイケル・シャノン(日本人なら遠藤憲一)。アカデミー賞では同年最多の全13部門にノミネートされ、作品、監督、美術、音楽の4部門を受賞した。

ファンタジーなのになぜR15???と思ったら、イライザの入浴時の自慰や半魚人とのセックスシーンがあるかららしい。といっても具体的なシーンはなく、水中で合体するシルエットだけが流れるだけだし、イライザの全裸もぜんぜんエロくないのだが。
このどうもみても痩せぎすでエロくないハイミスのイライザが脱ぐとけっこうナイスバディでしかも大胆に半魚人に迫るところは面白く・・デルトロ監督はそれを狙っていたのだろうか。

都会の隅でひっそり生きているマイノリティーの人々がここでも多く登場する。口のきけない身障者であるイライザ、その隣人はホモセクシャルの画家、黒人の同僚デリラ、国益より科学者の立場で人道的に半魚人を保護しようと動くソ連の工作員・・・その対極にある国家権力の象徴が非情な軍人ストリックランド。

昔話で読んだ海の底にある竜宮城はどんなところなのだろう。なぜ浦島太郎は海の底でも息ができたのだろうか、などということを子どものころはあまり考えない。

また、小学校低学年くらいのときにテレビで見た「アマゾンの半魚人」という映画のことも思い出した。

このころお茶の間で観たモノクロ映画は「吸血鬼ドラキュラ」や「ヘビ女ゴーゴン」「ノートルダムのせむし男」など、やたらFREAKな映画が多かったように思う。それ以外でもいろんな映画を見たのだがなぜか強烈に覚えているのがその種の映画なのだ。

「シェイプ・オブ・ウォーター」は人間と人間でないものとの、せつないラブストーリー。美女と野獣やETなどと同じ王道の現代版大人のファンタジーだ。なぜこれが作品賞をとったのか。ちょっと疑問に思うところもあるが、マイノリティー、多様性、同性愛、動物愛護、ハラスメント、などの要素を織り交ぜさまざまなテーマを投げかけている作品。
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