ウインストン・チャーチル

映画　「DARKEST HOUR
　　ウインストン・チャーチル〜ヒトラーから世界を救った男〜」

この映画、メジャーな劇場ではやってなくて、宝塚のシネピピアまで観に行った。それが5月9日で、奇しくもチャーチルが首相に任命された日だった。映画観ながら「えっ？今日って何日？」って思わず心の中で叫んだ。翌5月10日（1940年）英国王ジョージ6世から任命され彼は首相就任した。78年前の今日。彼は65歳だった。

http://www.churchill-movie.jp/

アカデミー最優秀メイクアップ賞受賞の辻一弘の特殊メイクすごかったし、ゲイリー・オールドマンのチャーチル憑依も凄かった♪　さすが主演男優賞の演技♪
1940年5/10に就任してその5月中（わずか2週間ほどの間）史上最大の国難突破決断をしたチャーチル。
このThe Victoryおやじ。彼の決断が結果的に祖国を勝利に導いたからこそ英雄と呼ばれるのだけど。確かノーベル賞ももらってる。平和賞じゃないけど。
一国のリーダーはあぁでないとだめだなとつくづく思うと同時に一人のリーダーに国をゆだねる怖さを感じる。だってリーダーが間違った判断をしたら？？？強硬派でならした彼も祖国存亡の危機の重圧で精神崩壊寸前。朝からスコッチをあおり、国王と会食のときも昼間からワインがぶ飲み。山口メンバーなんて目じゃないアル中。おまけに葉巻を手放せず（それが彼のトレードマークでもあるのだが）、地下鉄車内でしかも乳児を抱いた女性の前で葉巻をすぱすぱ吸う場面には笑った。今なら完全にアウトな人なのだが・・
チャーチルが生きた時代に比べ今の時代は政治家も庶民も小さい奴ばっかりになっちゃったなと思った。