パラダイムシフト 研究者から技術者へ
今まではアマチュア棋士はプロ棋士と言うお手本に学ぶ「技術者」であればよかった。
いかにお手本であるプロ棋士の手を忠実に再現できるか?で中盤入り口までの優劣が決まる。
一方でプロ棋士は模倣だけでは抜きんでることができない。その最先端の研究を競う「研究者」であり、アマチュア棋士の尊敬を勝ち得ていた。
ところが電王戦においてCPUが人間を凌駕したと証明された。
こうなるとプロ棋士の中でもCPUというお手本にどれだけ添えるかと言う「技術者」になる人間が出てくる。
「人間がCPUを上回るとしたらルール設定やフレームワークしかない。CPUに考えさせる分野は人間が決めているわけだから。」
「ただ、特定の分野に絞ればCPUが人間を凌駕してしまうという現実は受け止めるしかない」
「その強いCPUのプログラミングをしてるのはCPUより将棋が弱い人間だから。評価関数の設定も人間がしてるわけだし、
基礎になる棋譜も人間が指したのをCPUは取り入れているに過ぎない」
「ナノマシン的な自己進化や自己成長、自己修復。その先にある自らルールを作るまでいくと人類マジピンチ」ということか。
それってどこのデビルガンダムだよと。
人間が自分で考える意味が失われることはない。
反面、題材の限られた純粋思考においてはCPUが完全には人間を上回ったという点に一抹の寂しさがあるのも事実である。
おそらく1年前当たりならCPUに対して藤井聡太4段がもっとも勝率が高かっただろう。
ただ今のCPUには瞬時に藤井4段の棋譜も取り込まれて、解析、研究されてしまったことだろう。
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