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2017年10月02日08:34

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知の若手最先端と会食!

 9月12日の話だが、長崎大はチェルノブイリ原発事故の経験をしたロシヤ
やベラルーシの医科大学と単位互換交流を始めると発表。その記者会見には長
崎大・原爆後障害医療研究所の高村昇教授、そして私が震災直後からお世話に
なっている同大副学長の山下俊一先生が出席した。ロシアと福島の交流の重要
性については私も最近のブログで書いたばかりだが、せっかく人脈があるのだ
からわが家に呼んで聞き出すべきだろう。というのはまったくの冗談で、高村
先生が私が盛んにアップしている家庭料理に興味を示されたので、「あるもの
しかお出しできませんけど」と30日の夜にお招きしたのだ。
 高村先生の教え子には、4年前に『田舎暮らしの本』の取材でお世話になっ
た折田真紀子さんもいる。「よろしければご一緒に」と申し添えたら、高村先
生の研究所に所属している平良先生と3人で駆けつけてくれた。平良先生とは
初対面だが、いち早く福島入りしたメンバーの1人で、今は主に富岡で研究さ
れているのだとか。チェルノブイリ被災地でも活動された方だが、「現地の人
と親しくなるため国家を歌った」という話に皆、爆笑! わが家で用意したの
はシソの実の一升漬け、アオバタ、煮物などだが、美味しそうに食べていただ
いてホッとした。
 折田さんがIAEA(国際原子力機関)でスピーチした話は川内村の重鎮か
ら聞いていたが、さすがに長崎大の上層部も心配したらしい。しかし、川内村
でフィールドワークをしっかり積んだ彼女の発表は大好評だったようだ。大し
たものですねと話したところ、「ウィーンへ行く前に川内村でデモンストレー
ションをやらせてもらったお陰」なのだとか。高村先生は「川内村を知の集積
地にしたい」と公言されているが、まだ30〜40代の若さとはいえ、放射線
の知の最先端がわが家の煮物を突いているのが信じられない。遠藤村長の帰村
宣言がいかに大きな果実をもたらしたか、改めて実感した一夜だった。
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