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2017年04月19日19:11
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“ミュシャ展−たどり着いたのは､故郷への想い−”＠国立新美術館２Ｅ
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ミュシャ。
アルフォンス・マリア・ミュシャ（Alfons Maria Mucha)(1860〜1939）
アール・ヌーヴォーを代表するグラフィックデザイナー。
「ミュシャ」という表記はフランス語の発音によるものであり、
チェコ語の発音を日本語表記すると 「ムハ」または「ムッハ」となる。
…と、本展を紹介したTV番組で聞いた。
「あ、あ〜〜！ あの綺麗なポスターの… （うす笑い…）」
それまでの、私のミュシャの印象はコーだった。
今でも、美しいミュシャの絵は、そこかしこに溢れ、
様々な物を飾っている。
そう、＜装飾＞の画家だとずっと思っていた。
ところが、番組の中で、
彼の最期の偉業≪スラヴ叙事詩≫について語られ始めた。
そして、
これは…！！！
観たい！！ と思った。
4/19（水）
ミュシャ大好きというマイミク「せっちゃん」と、
開場30分前に到着。
切符販売の列が予想外に、もう長い…
同館１Ｅ会場で“草間彌生 わが永遠の魂”展が本展と同時開催されていて、
切符売り場が同じ場所なのだ。
それでも、開場少し前に販売が始まり、
10：00少し過ぎ、ほぼ開場と同時に入場できた。
入口を入ると、すぐ！
「原故郷のスラヴ民族」
ただただ圧倒された！
広い展示室を大きく３つに区切り
≪スラヴ叙事詩≫全20点を一堂に展示している。
その20点で、スラヴの民族の歴史と､想いを描いているのだが、
全ての作品に､名もなき民の「しっかり観て！ 私たちを知って！」
と観る者に挑むような“眼、視線”があるのが、とても印象深かった。
「ルヤーナ島でのスヴァントヴィート祭」
「スラヴ式典礼の導入」
「ブルガリア皇帝シメオン�祇ぁ�
「ボヘミア王プシュミスル・オタカル２世」
「東ローマ皇帝として戴冠するｾﾙﾋﾞｱ皇帝ｽﾃﾌｧﾝ・ﾄﾞｩｼｬﾝ」
「ｸﾛﾑﾆｪｼﾞｰｼｭのヤン・ミリーチ」
「グルンヴァルトの戦いの後」
「ﾍﾞﾂﾚﾍﾑ礼拝堂で説教するヤン・フス師」
「クジーシュキでの集会」
「ヴィートコフ山の戦いの後」
「ｳﾞｫﾄﾞﾆｬﾇｲ近郊のペトル・ヘルチツキー」
「ﾌｽ派の王､ﾎﾟｼﾞｪﾌﾞﾗﾃﾞｨとｸﾝｼｭﾀｰﾄのｲｼﾞｰ」
「ﾆｺﾗ・ｼｭﾋﾞｯﾁ・ｽﾞﾘﾝｽｷｰによるｼｹﾞｯﾄの対ﾄﾙｺ防衛」
「ﾔﾝ・ｱｰﾓｽ・ｺﾒﾝｽｷｰのﾅｰﾙﾃﾞﾝでの最後の日々」
「ｲｳﾞｧﾝﾁﾂｪの兄弟団学校」
「聖アトス山」
「ｽﾗｳﾞ菩提樹の下で行われるｵﾑﾗｼﾞﾅ会の誓い」
「ロシアの農奴制廃止」
「スラヴ民族の賛歌」
〜〜〜[��] ミュシャとアール・ヌーヴォー〜〜〜
よく知られるミュシャの作品群。 23点
〜〜〜[��] 世紀末の祝祭〜〜〜
〜〜〜[��] 独立のための闘い〜〜〜
〜〜〜[��] 習作と出版物〜〜〜
始めにあの大作20点を、
行ったり来たりして、じっくり、眺めさせて頂いたので、
もうもう、充足、満足…
混んで来たし、
（大作の方は、会場の観客が群衆となって絵と一体化。
じゃまにならないのが面白い。）
かなり疲れたので、足早に通り過ぎてしまった。
ただただ圧巻の20点。
この会場の天井の高さも、この展覧会にピッタリ！
15分弱で、ミュシャの生涯と20点の作品の変遷を見せてくれる
映像も、美しく、楽しめた。
愛国心ゆえに、ナチスドイツに睨まれ、
苛酷な取り調べの後、許されてすぐ後、没したミシャ。
やっと認められた、晩年の渾身の大作。
遠い日本にやってきて、こんなに観客を集めていると知って、
どう思うのだろう？
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