●アリスと蔵六・2話。蔵六のお孫さん登場。サナさんに対してサナエさんと、なんか名前が似てらっしゃるんだけど性格はあまり似ていない…っつーか蔵六にも全く似ていない。おじいちゃんがおじいちゃんらしくガンコでぶっきらぼうなのに対し、この孫娘さんはぽわぽわとつかみどころ無くゆるやかなお人。共通点があるとすればどちらもあんまり物事に動じない、ってとこだろうか。サナの繰り出すとんでもない超常現象に、驚きもするが面白がりもしつつちゃんとケアもする。うん、多分これ、この人が居ないと日常がころがんないな。
あとついでに蔵六の知己らしき胡散臭い警察屋さんが出てきた。いや胡散臭いってのは失礼かも知れんが、あの上っ面い言動に大塚芳忠の声とあっちゃまあしょうがない。そんなおっさんをも一歩引かせる、サナのぶっ飛んだ能力と蔵六のそれに負けないガンコさ…という図式でしょうかしらね。
前回1時間枠での特殊形式だったが、レギュラー30分枠に戻ってさてと言うと、結構ユッタリと話を運ぶ構えのようだな、って感じ。やろうと思えばこの内容なら、2/3程度で駆け抜けることもできようけれども…まあ、そうしない理由もよく判るところ。とりあえず、サナさんたちの日常が地に足付いて描かれるならば、ワシ的にそれも好みなのでエエとは思います。…でもやっぱり自動車のシーンはどうも微妙やな! 大丈夫か!
●リトルウィッチアカデミア・14話。OPED更新、どちらも鮮烈なイメージの連鎖で良し。さて本編。学園にて働く大小さまざまな妖精さんがいきなりストを起こし、その対処に困ってる面々・何故かオルグられて組合側になっちゃった(書記長にまでのぼりつめた)アッコたちを他所に、颯爽と現れ問題を解決してゆくのは新任教師のクロワ先生。これであっという間に学園の信頼を勝ち取り、どころかアッコからも尊敬の視線を得たりもするのだが、それを見てアーシュラ先生は…というね。
視聴者側からするとどっから見ても胡散臭ェことこの上ないクロワ先生。多分初っ端の魔力不足によるストライキから、この人の手引きによる自演だったのだろう。レイライン上にデバイスを設えて魔力を吸収させ、一見事態を安定化させたように見せているが…これ、最終的には魔力の枯渇までいったりすんじゃないかしら。いや、クロワさんの思惑がその程度の段階で済むかははなはだ怪しい気もする。とりあえず、回想シーンではあんなに仲良かったっぽいクロワ/アーシュラが、今ではどうも剣呑な感じになってる理由もおいおい明かされるだろう。…多分それは、この世の魔法衰退とかと関わってくるんだろうねえ。
クロワ先生に竹内順子。上記回想シーンで先行登場済みだが、本格的には今回が初。少年役の多いお人だけどこういうしっとりしたキャラも流石に上手いねえ。…この人、魔法に科学技術を組み合わせた技を使うってのがどこかコンスタンツェとカブるんだけど、今回はカラミがなかったな。まあコニーさんの方は先生の先端テクノロジよりももうちょっとロマン寄りではあるんですけどね。スチームっぽいというか。
●新番組・有頂天家族2。京都の一角に住まい人と交わる狸ども、天狗ども、それ以外たちのワケの判んないお話・その第2シーズン。前作がもう三年前なのかと思うほどに、一目見てタイムラグを感じさせない地続き感と完成度合いが突出している作品である。相変わらずまあどいつもこいつも、素っ頓狂で図々しくていけしゃあしゃあとしている特異なキャラどもであり、彼らがフツーに語って動いているだけでなにかこう可笑しい。
とりあえず新たなキャラクタ、薬師坊二代目の登場で物語は動く。当代薬師坊・赤玉先生はあの通りのヘンクツジジイであるが、彼と大喧嘩して追い出されて出戻った二代目は対照的にクールでシュッとした怖いお兄さん。剣呑なことにこの親子、天狗の技を使っての再戦と相成るようで、さあキョウトウの町は一体いかなることに相成りますやら、ってとこで続く。
いやあ、楽しいねえ。この作品に横溢する一種独特の手触りは何物にも代えがたい。第一期の時もちょいちょい言うたけど、これはもうマジックリアリズムと言うても差し支えないほどの独自性があると思うよ。今回も将棋大会・失くした空気銃・ツチノコ探索隊・ごく洋風な天狗つぶてとまあ、伏線やチェーホフの銃やマクガフィンやの提示具合がいちいち面白い。何かにつけて金貨を支払おうとする二代目と毎度律儀にお断りする矢三郎とかね。うん、これはもう、何も考えず楽しみにしておこう。
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