・はじめに
長崎である。東京から長崎に行く場合は、まずは飛行機を考慮すべきだろう。
新幹線で博多まで行って、そこから乗り換えても行くことは可能だが、
なにせ時間がかかりすぎる。東京から博多までで5時間と少しかかる上に、
博多から長崎まで、約150キロ離れているので意外に時間を食う。
バスだと2時間半、特急でも2時間である。約8時間の旅は長い。
朝出発しても着くのは夕方になり、昼過ぎに出たら真夜中になってしまう。
東京〜羽田空港〜長崎空港〜長崎駅、ならば飛行機の待機時間を入れて、5時間弱だ。
そんなに違わないじゃないか、と思えるが、新幹線で5時間座り続けるのはきつい。
ということで、空路で長崎へ。到着したのが18時過ぎである。
長崎駅まで移動するとやや遅い時間になる。空港内で食事をすることにした。
・対象
営業時間：10:30〜19:00(L.O.) 定休日：多分、無休
牡丹の黒豚ぎょうざ8個720円
カウンターが8席あり、他はテーブル席が多数である。
席には、酢、ラー油、餃子のたれ、ソース、がある。
・結果
大きさはやや小さめ、皮の厚さは中程度、焼き目は軽い。
餡は肉野菜半々ぐらい、ひだのところの口触りが硬い。
・考察
空港や駅に入っている店もやはり、民間が経営していると思うのだが、
このところにはかなり利権の匂いがする。それなりの規模であれば、客は必ずいる。
今回、入店しようと思った理由、すぐに食事したい、と考える客は少なくないはずだ。
なので、このような場所で店を出すことができれば、これはドル箱になるだろう。
では、どうやって、軒貸しする店を決めるのか。ここに何らかの思惑が働くのだろう。
それはいいとして、餃子に、というか料理全般に言えることなのだが、
黙っていても客がやってくる場所ならば、味に工夫をする必要はまるでなくなる。
むしろ、料理人が努力を重ねてとてもおいしい料理を出したとして、ここは空港だ。
空港から最も近い民家はどのぐらい離れているのか。なにせ、海を渡る必要があるのだ。
美味しい餃子を作ったとして、そのためにわざわざ空港まで行く労力をかけるのか。
客は必ずやって来る。しかし、自分目当てに通ってくれる客はほぼいない。
そんな状況である。この店は、リピート客を育てることを全く考える必要がないのだ。
美味しい料理を作り上げて、常連客を集めるという努力はむしろすべきではないのだ。
だから、この手の店舗で味に期待をするのは辞めたほうが良い、ということになる。
・まとめ
評価は2だ。あまり美味しいとは思えなかった。
ただ、こればかりは仕方がないと思う。利便性が第一なのだから。
時間が許すのであれば、長崎空港で食事をしなくて済む計画を立てるべきだろう。
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