mixiユーザー(id:17922359)

2016年12月01日14:23

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改めて判った伊藤まつさんが僕を求めた理由

   陰湿なケンカやイジメがない関係を僕やボランティアたちに求めた。これが理由の80%です。確かに、訪問者は陰湿な関係はできないからね。
  今になり気が付きましたが、以上の背景には療養所内のどうにもならない関係があり、まつさんはイヤで、イヤでたまらなかった事もあると。かと言って、法律的な事を別にしても、例えば、普通の人ならば鼻風邪で住むところが、何週間も寝込むようになるなど、体が極めて弱く、当時は在宅医療体制もできておらず、療養所からは抜け出せない状態だったし。これも絡めると、更にどうにもならない状態だったと。
  一部の人から聞いた「寂しいから」ではありません。人間は寂しさだけで動く者でもないし、本当に寂しければ、外部の僕などは求めなかったわけです。療養所内の人達だけを求めたと。
  療養所に比べて軽かったですが、S園内の身障園生間にもそのようなものはありました。更に、昔の地方のコロニーみたいな養護学校内にもそのようなものがあり、そこで入所された一人がいじめられたトラウマができ、後年はウツになったわけです。卒業があり、年数に限りのある養護学校でもそうだった。ならば、結核にしろ、ハンセン氏病にしろ、その陰湿さはものすごいでしょう。それが
背景に。伊藤まつさんの心を初めて知った想いです。一部の小説に「ハンセン病療養所は患者同士が愛し合って」とか書かれてありますが、それは大間違いです。
  とにかく、今日判って良かったです。もっとも「ローマは1日にして成らず」で、これまでの多くの思索の積み重ねのためもありますが。
  (付け加えると、多くのボランティアの人たちは単に「健全者対元患者」の見方にとらわれていたようですが、その見方も間違いです。そんなに単純な図式てはありません)
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