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2016年12月01日09:38

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ケンカを見ないと、ハンセン氏病療養所の事は見えません

  全生園に行く事を止めてから色々と入っていた話ですが、療養所の元患者たちは本当は仲が悪く、ケンカも多いわけです。ケンカにも派手なものも、内部に隠れるような陰湿なものもありますが。
  でも、訪問者の前でケンカしたり、悪口言うわけにはいかないでしょ。だから、訪問者のほとんどは判りにくいわけです。
  大体、ケンカというものには、両者のどうにもならないストレスがたくさん詰まっています。元患者たちの場合には、差別経験も当然含まれているわけです。それを実際に見れば、彼らの受けたどうにもならない差別も実感できるわけですが。そのようなものは、文にも書きにくいでしょう。
  元患者と訪問者が一対一でないと付き合えない謎も以上から判るみたいです。元患者は本当はバラバラで、仲間を組めません。そこに訪問者が何かの会の仲間として行けば、一対多数の関係になる。例えば、誰でも一人で新興宗教団体のグループと対応したら、数に圧倒されて、何も言えなくなるでしょう。それと同じです。゜一対一」という習慣も元患者間の仲の悪さから来ています。
  何もハンセン氏病に限らず、病気や障碍は絆にはなりません。同様に、結核療養所の患者たちも仲が悪いという話をはるか昔に聞いた覚えがあります。戦前から昭和40年ごろの話でしょうか。やはり、患者同士がストレスをぶつけ合って。また、度々話していますが、世田谷の身障会も、3年で内部で大ゲンカがあり、潰れました。今思うと、身体障碍や脳性まひを通して仲間関係を作ろうとしたから、上べだけに終わり、最後にはケンカになったと。
  病や障碍からは絆はできない。それで人間は良いと思います。人間は霊長類であり、精神面で絆や社会を作る動物だから。心を重んじないと絆はできないわけです。
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