mixiユーザー(id:17922359)

2016年11月01日13:16

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教師たちの嘆き

  「今の時点で考える共有経済」の後半にも少し書いたが、学校で先生たちが「友達を大切にしましょう」とか、「兄弟姉妹と仲良くしましょう」などと教えても、早い場合は小学生から「お金が大事」みたいな事を思うようになり、まともに学校で友人も作れない子が多い事を僕も旧友の何人もの教師たちから聞いています。一人は「資本主義の社会構造のせいで、いくら学校で色々と教えても、親や社会からお金が一番という発想を吹き込まれて、どうにもならない」と述べていました。(言葉の問題だが、何が資本主義なのかは難しい問題。「お金が一番主義」で僕はよろしいのではないかと思う。薬害エイズ事件に関与した官僚など、資本主義によらないような金儲けの方法もあるわけだし)。


  そうかもしれません。僕の子供の時を思い出しても、先生だけでなく、親やテレビから聞いた価値観も影響が強かった。親の遺産を巡っての裁判沙汰も増えているなど、先生に教えられたことに反するような事をいつの間にか、してしまう人が多いです。お金主義は政治にも影響し、政治家の汚職も後を絶たないですね。

  戦前の日本では、「教育勅語」と言って、天皇の勅言という形で「兄弟仲良く」とか「朋友、相和し」などとありましたが、やはり、親の遺産の奪い合いとか、人との不和やケンカも多かったです。戦前もお金主義社会には違いなかったですから。次第に政治家たちも金権腐敗して、政治は弱体化して、軍部がその分強くなり、その内の陸軍は予算欲しさのために、満州事変や中国戦線を過度に報告し、予算を集め、あのような戦争の道をたどったわけです。教育勅語には、「上から与えられただけで、自分で考える力が身に付かなかった」という問題もありましたが、それ以上の問題として、「人とうまくやること」もお金にこだわったため、できなかった人が多くいた点が挙げられると思われます。戦前と戦後の教育現場は共通するものがあるし、お金主義にメスを入れない限りは根本的な教育改革もできないでしょう。お金主義と教育は切り離せません。


(付け加えますと、予算の為に中国戦線を拡大させた陸軍幹部たちは、勿論、愛国心もなかったわけですね。それを口実に使っただけで。ましてや、常に危険にさらされる日本軍の人たちや、殺される中国の人たちの事は意識になかった。金目当ての殺人と同じ心理です。そこまで、陸軍幹部は心が腐りきっていたようですね。その歴史は繰り返してはなりません)


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