ネタバレあり
駐車場渋滞で映画館にたどり着いたのは開演10分前というまたまたギリギリの男w
2時間、息をもつかせぬスピード感のある作品でした。
最初に上陸した未確認生命体を見た時には「なんだ?これ?」と思ったけど、話が進むにつれ「ほう、そうか」と納得。けど、エネルギー源は体内にあるとして、その物質はどこから増えたんだ? 無機物じゃなく血液流れる有機物なんだよ?
オリジナルでは放射能を吐く、なんだが、それでは破壊力がないし、今のご時勢にはよろしくないから、火炎とレーザー光に変えたのは良いアイデアですね。
最終決戦場所は新幹線と山手線をそう使いたかったからあそこにした!これは凄いと思った。
そして立ち並ぶ高所放水車は、Fukushimaからのヒントなんだろう。これは見たくない人がいるかも。
徹底的にリサーチをして作られたという危機管理体制は、内閣・自治体・自衛隊・米軍・国連と多方面の対応を描いてあって、リアルさを感じられました。きっと国会も有ったのだろうけど、カットされたんでしょうね。使い捨ての総理大臣もしかり。
映像はさすが庵野! 特撮技法とCGをうまくまとめて作りこんであって、大画面でも違和感はほぼなかったのですが、やはり時間が足りなかったのか、車がスクラップになるときに破片が飛び散らなかったのが残念。
対策本部や避難実況を見ていると、311のTV映像が思い浮かぶ。
先進国であれだけ大きな実際の被災映像が流れたのは初めてのことだから、きっと庵野さん樋口さんもそれまでのスケールが小さかったことに気づいたんだろうね。
お約束はしっかり盛り込まれていて、音源もそのままってのが笑えて泣けました。
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