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2016年09月09日11:04

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ミジンベニハゼの不思議発見③　アニラオの海

今回は、
アニラオで、
一番、人気と言うガイドと潜った。
確かに、探し出す目は、イイ

男だった。

その彼の名前が、付けられたNEWポイントに潜った。

他のサービスからも、数台の船が、潜りに来ている。

水中は、大瀬崎の湾内のハイシーズンなみに、混雑状態orz

確かに、それだけ、人気物が見られる。

しかし、
このままでは、
数ヵ月後には、何もいなくなるだろうと感じさせる混雑と、
ダイバーのマナーの悪さ。。。(〃_ _)σ∥

そのポイントの外れに、
ミジンベニハゼが数個体見つける事

ができた。

最初の個体は、
サンゴのガレキの穴に棲んでいた。

前の映像のスズメダイの仲間と一緒にいた。

水深も、ほぼ同じ

一瞬で、隠れて二度と顔を出さなかった。

棲家は、まるでギンポ類見たいと驚きを隠せなかった。

続いて
同じ水深を移動すると、
オオウミウマが、皆に撮影されていた。

その手前のブンブクチャガマの亡骸に、
黄色い物が付いている。

良く見ると

3匹いる

!?

まず、
ブンブクチャガマの亡骸に、
ミジンベニハゼが生活する事は、
伊豆はもちろん、レンベ海峡でも観察している。

レンベ海峡では、
標準の棲みかは、
ココヤシの食べた後の殻が住処であったが、
馬鹿な白人エコノミストダイバー達が、
クリーン作戦で、ゴミとして処理したために、
その家を失った、ミジンベニハゼたちが、次に選んだのが、
ブンブクチャガマで、割れていても、棲みかとして利用していた。

日本のビンや、缶の家は、彼らの環境適応力がなせるワザである。
本来は、
巻貝の殻である。

しかし、
どのパターンでも、
どの棲家も、
メスと、オスの二匹で生活している。

住処の瓶を、人為的に距離を近づけただけで、
片方の個体が、死滅するまで、激しい争いをする事が観察されている。

この行動は、
近縁種のナカモトイロワケハゼでも、観察されている。

3匹一緒に生活をしているのは、大変、珍しい観察φ(・ω・ )ﾒﾓﾒﾓ

そこで、
マクロレンズを構え観察開始

しばらくすると、
二番目に大きいオスと思われる個体が

小さい個体を追い払った。

住処から、小さい個体が離れたら直ぐにやめた。

小さい個体は、
オスの視線の見えない範囲から戻る

今度は、
メスに威嚇されて

離れる。

しかし、
それ以上、メスが後追いをしない。

しばらくすると、
小さい個体は、二匹の見えない側に、隠れた。

今までに、見たことないほど、攻撃が緩やか

である。

ブブクチャガマの棲みかから、離れるだけ

天敵に見つかるリスクが大きいのだろう。

追い払う側の成長した個体には、それの方がリスクな環境なのだろう。

そして、
それだけ

捕食物に、
ペアのどちらかを食べられてしまう可能性も高いのだろう(ハリ魔王の想像)

その時、
小さい個体が生き残れば、
新たにペアを作り、性変換を行い。
次の繁殖に備える事が可能になるだろう。
「恩師鈴木克美先生的考察」

とても、
良くて来た適応と考えるが、
その分、悲しげであり、
弱いものは、弱いものなりの生き残り戦略なのだろう。

そう考えると、
ホームポイント大瀬崎のミジンベニハゼたちは、
色々、害ド問題や、マナーを疑うダイバーの問題はあるが、
有志ガイドたちに、
新しい住みやすい家をもらい幸せな部類に、
なるのかもと思いながら、エキジットに