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2016年09月04日23:29

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ミジンベニハゼの不思議発見②　アニラオの海

二回目に、
ミジンベニハゼが卵を守っているポイントに潜った時は、
他の生物をすべて、パスして

イキに、生息水深

へ

今度は、
タイラギの仲間が開いていた。

コレで、

やはり、ペアで生活している事がわかった。

さらに、
行動から、伊豆と同じで、
オスが、卵を守る事が解る。

メスも、
オスも、サイズが小さい。
正確には、成熟サイズが小さい。

同じ種の場合は、
南方に分布する物の方が小さい事は、
生物学の常識なので、問題は無い。

しかし、
生活環境と繁殖生態が、コレだけ変化していると、
生殖分離していて、
それぞれ、環境に合わせた固有の変化を起こしていると考えるのが妥当である。

ダーウィンの進化論の考え方である。

その為
セベレス海で、観察した個体も、
レンベ海峡で、観察した個体も見られた特徴である。

そんな、観察をすると、
アニラオのミジンベニハゼには、いくつかの特徴に、気がつく

産卵場所だけでなく

本来、捕食者に当たる

ヒメヤマノカミも同居している。
コレも、今まで見たことない

初観察の証明の瞬間

では、
栄養を蓄えて、産卵するメスは、どの様に、身を守るのか?

カメラを近づけた時に、
入水管から、貝の体内に隠れた!!

生きた貝の体内を隠れ家にしている!!!

初めての観察であった。

取り残されて

卵を必死に守るオスを観察すると、
体高と、全長の比率が
伊豆産とは、違うだけではなく、
側線に模様が、観察できる。

この観察から、
亜種化が始まっているのでは?

そんな、考察に心

が動いた。

生活環境の厳しい所ほど、その様な変化が起きる事は、
進化論の基礎になっているからである。

確かに、他の生物の住処を見ても、
アニラオは、マクロ天国と言われるが、実際は、かなり環境の厳しい場所と言えるのではないか?

それから、
以前、見た写真で、違和感を感じた

バリ産も同じ様な環境変化に対応しているのかも

そんな事を考えさせられた。

1ペアの行動だけで、
判断するのは、危険なので、
他の個体を探して、個体間の違いを観察する必要があった。

そのチャンスは、
最終日に、なってかなった。

生物の観察は、色々な事を教えてくれる。

見慣れている生物ほど、本当は、大事なのかもしれない。

こんな瞬間に、出逢えるからダイビングはやめられない(笑)
やっぱり、アニラオの海にも、素敵な出会いがある(爆笑)

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