mixiユーザー(id:8516077)

2016年08月10日16:56

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お薦めの1冊

医療探偵「総合診療医」
   原因不明の症状を読み解く
        山中克朗医師著  光文社  740円+税

NHK「ドクターG]をご覧になっていれば、いかに医師という職業は大変か
お解りいただけるでしょう。
その「ドクターG」に指導医として研修医を導いていく姿をTVで拝見する事があります。

第1章 やってくる患者は全員「病名不明」

第2章 診療の成否は、問診にかかっている

第3章 病気になったとき、総合診療をどう活用するか

第4章 医師も初めから上手な問診ができるわけではない


内科系総合診療のお立場から書かれており、科の異なる専門医とは診立てかたは異なるでしょう。
 第1章3には、私が「問診」を重視するわけ を書かれておられる。

診断に寄与する率  問診    8割
              身体所見 1割
              検査    1割

仮に10名の同じ症状で医療機関を訪れる患者がおられたとしても
同じ疾患とは限らないし、性別、年齢、体格、既往歴、原因も異なってきます。

「痛いから早く処置してくれ、医者だから簡単に病名が分かるだろうふらふら
そんな身勝手な患者の如何に多いことかちっ(怒った顔)
処方を間違えれば命を失くしかねない事態を招きますから
さぞ、ストレスも多く、溜まることでしょう。

私の場合は、原因不明であっても、幸いにして命に関わる患者を診ることはないし
画像検査を含めて各種検査結果は出ておられる。

私の場合、診断に寄与する率は異なるが、それでも問診4〜5割にはなるかと・・・
身体所見では、視診で身体全体の変異
          触診で骨格の変異・変形
          検査では、骨格変位・変形に伴う症状なのか
                 押圧・可動による症状変化

等が必要になり、医療機関で行われる検査比率とは異なりますが、
それでも問診から得られる情報は重要で「座ればピタリと当たる」と思われる方は
大変な見当違いをしています。

「健康・命に金銭の支払いはムダ」でなければなりません。
「ムダ」であるためには、日頃から身体の使い方に留意され
手入れを怠らないことですウッシッシ   

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