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2016年07月22日00:03
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第73回展覧会“駒競べ―馬の晴れ姿”＠三の丸尚蔵館
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7/20(水)
マイミクの中で特に美術鑑賞がお好きなルーニーさんに､
情報を頂いて､
楽しみに出掛けて行った｡
大手町から大手門へ！
わぁお！皇居＝元江戸城だったことがひしひし伝わる！
考えてみれば､こんなにちゃんと来たことはなかった…
三の丸尚蔵館は大手門からスグの所にある｡
皇居内にこんな美術館があるのを知らなかった｡
皇室に代々受け継がれた絵画・書・工芸品などの美術品類に､
各宮家のご寄贈品を加え､現在約9,800点の美術品類を収蔵しているそうである。
(若冲の｢動植綵絵｣30点もここの持ち物！ でも絶対飾れない！笑)
それを､時に応じて展示して国民に魅せて下さるのである｡
ということで､本展…
古来，馬は人々の生活には欠かせない存在であり，
わが国の美術作品の中でも最も多く取り上げられた動物の一つだった。
皇室においても馬との関わりは深く､
宮中に伝わる文化の一つとして，
古式馬術（打だ毬きゅう，母衣引ほろひき ）が現在でも受け継がれ､また､
天皇皇后両陛下の昭和34年のご結婚や､
平成2年のご即位の馬車列も記憶されている｡
そのほか，皇居宮殿で行われる信任状捧呈式の際，
新任の外国大使の送迎にも希望により儀装馬車が用いられ､
国際親善の実を挙げているのだ。
本展では､わが国の近世から近代にかけて制作された作品を中心に
諸外国の作品を併せて取り上げ､
馬がこれまでどのように美術として表されてきたのかに注目し､
馬にまつわる歴史や文化にもふれる機会に！
と､ご大層な挨拶があったわりには､
小さな展示室一部屋に､30点ほどのささやかな展覧会ではあったけれど､
その中に光る作品がいくつも！
やはり皇室のお宝！！
＜馬と人＞
「蒙古襲来絵詞」前巻 鎌倉時代（13世紀）前巻第１７紙
「小憩」 池田勇八 大正11年（1922）
他に､｢スペイン乗馬学校｣ウィーン窯アウガルテンの磁器の人形が素敵！
＜馬の肖像＞
｢厩図屏風｣6曲1双 室町時代（15世紀）
馬は､各時代の権力者の権威を示す財宝的な存在であり､
名馬を持つことは自身の権威を高めることだった｡
選りすぐられた馬達は彼らの邸宅と変わらない｢厩｣で飼われ…
鎌倉時代後期には中国の影響を受け､画師にその姿を画かせることが
行われ､屏風という形態に展開したのが｢厩図屏風｣である｡
｢張飛図｣ 円山応挙 1幅 江戸時代（18世紀） ｣
応挙の張飛！夢のようだわ！！
因みに､張飛の愛馬は｢玉追(ぎょくつい)｣=黒馬
(三国志の時代から800年程後に編まれた太平寰宇記による)
他に応挙の｢馬図｣
そして！
雪舟の｢馬図｣！！
＜皇室と馬＞
「各種馬置物」 後藤貞行 明治23年（1890）5点のうち乗用芦毛
御料馬「白雪号」置物 三井高義 1点 昭和8年（1933）
他に何頭もの御料馬像…
宮様のご乗馬写真…
明治天皇の御料馬｢金華山｣が､
宮城産の和種だったのにはビックリ！
以下､後期展示予定｡
「逸馬図」 野村雪江 明治40年（1907）
「牧馬」 エンリコ・コールマン 1面 1883年
「賀茂競馬置物」 山崎朝雲 大正13年（1924）
また行かねば…
入場料無料だし…
この日､案外涼しい日だったので､
せっかく皇居に来たのだからちょっと歩いてみようと､
会場を出て…
まず休憩所にて､
一服しつつ宮内庁提供の映像を拝見｡
次は雅楽を聴きに来よう！
この休憩所は､
外国人向けのﾎﾞﾗﾝﾃｨｱｶﾞｲﾄﾞﾂｱｰの集合場所にもなっているようだ｡
初老の男性が､ｶﾞｲﾄﾞﾂｱｰ､スタートしますよ〜！(英語)と叫んで､
外国からのお客様をご案内して行った｡
外国人、多い〜〜！！
武者だまり｢百人番所｣
｢桃花楽堂｣香淳皇后の還暦記念として建設｡
私も今年還暦なんだけど…
江戸城、天守閣跡！
江戸城本丸は今､芝生に…
松の廊下跡も！
今抱えている｢黒書院の六兵衛｣/浅田次郎 の舞台､黒書院跡もあって
ナンだか､「お話」がイッキに現実化！
正門石橋の旧飾電灯｡ 大好きな猫足！
同行の夫は､このお庭の植物の豊かさに､声を挙げて喜んでいた｡
名だけ知っていた｢センダン｣
「栴檀(ｾﾝﾀﾞﾝ)は双葉より芳し」
こんな花だったのね！
実は､栴檀とは本来白檀のことで､
日本のセンダン(写真)は古来｢あふち（おうち）｣と呼ばれた
別の木で､香気は全くないんだって！
なんでこんなことに？ 興味があったら以下を…(笑)
http://
そんなこんなで､思いがけず江戸城巡りまでできたこの日｡
新しい遊び場をゲットした感じ｡
大手町､案外近いし､
気軽に散歩に来ることにしよう！
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