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2016年06月09日11:22

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風の中のライオン、ピース オブ ケイク、日本のいちばん長い日

「風の中のライオン」
2時間半を長く感じない良い映画。ケニアの熱帯医学研究所に赴任した大沢たかお演じる青年医師の話。過酷な世界と医療の必要性。医師と少年兵との交流がいい。戦いたいという少年が彼の影響で銃を捨て親兄弟を殺された過去を語るシーンは泣ける。医師の日本パートはインタビューのように語られ。三池崇史監督、さだまさし原作、大沢たかお企画。ラストは曖昧に悲劇。モデルの柴田医師はご存命で2年ほどのケニア医療後帰国されたと。実話というより映画に医師の青年期の経験が盛り込まれた半実話というか。さだまさしが医師の経験を聞いて曲を作り大沢たかおが小説化をさだまさしに希望し映画化だそうで。ただ、字幕が多いのがちょいしんどかったかな。ほぼ外国だからしょうがないが。アニメなら吹き替え可能だが。

映画「ピース オブ ケイク」
田口トモロヲ監督ということで女性漫画の映画化はどうなるかと興味。むしろ少女漫画らしくていいぞ。モノローグの多用がらしいし面白いカメラワークが魅せる。普通の少女漫画の映画は雰囲気で流してモノローグが少ないの多いが、それは少女漫画らしくないんだなと。話は女が男に出会い付き合い外部の障害で別れるが成長し元サヤという、セオリー通り。セオリーをどう見せるかというのが恋愛もの。前半の恋愛上り調子が面白かった。
ついでに、少女漫画恋愛映画が雰囲気物になりがちなのはフランス映画を意識してるのかもだが。フランス映画は饒舌だし哲学だし男女両方の意見を入れるからシニカルだぞと。「軽蔑」では彼女は彼が相手に弱気だから相手に靡いたんじゃなく、彼が相手にゴマ擦って彼女を守らず差し出したから幻滅したわけで。ついでにアメリカ映画によくある復活愛はあまりないような。間が空いても継続中ならありだが終わった相手は完全に肌感覚でダメなのが女性感覚かと。

映画「日本のいちばん長い日」
半藤一利原作。御前会議からクーデター未遂(宮城事件)、玉音放送までの8月14日15日の話。原田眞人監督なので淡々とフラット。戦時感ゼロ。クーデターなのに緊迫感を削ぐ演出なのは敢えて?反乱兵と上層部の場面だけなら緊迫感出たのに呑気な陸軍大臣の自宅シーンが邪魔で。ここ何度も必要か。昔の岡本喜八監督版と比較したいような。


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