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2016年06月03日17:48

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キングスマン、夏をゆく人々、Mommy、トム・アット・ザ・ファーム

「キングスマン」
亡き父の同僚にスカウトされスパイ機関に入った青年。数々の試験に世界を救う仕事とスタイリッシュアクション満載。ユーモアも殺し合いも数少ないお色気まで毒があるところ、イギリス映画らしいなと納得。首花火とかまっぷたつとか義足の女戦士とか。比較するとアメリカ映画は真面目。「キック・アス」のマシュー・ヴォーン監督。マナーが人を作る、は「チップス先生さようなら」を思い出したり。これも紳士の国らしい感覚。原作はマーク・ミラーとデイヴ・ギボンズのコミック『キングスマン ザ・シークレット・サービス』。「キックアス」も同じ作者。続編も作られるそうで。

「夏をゆく人々」
イタリア、トスカーナ地方で人里離れて昔ながらの養蜂園を営む一家の話。父親だけが男で後は女性ばかりの家族。更生中の少年を預かったりテレビ局が撮影に来たり養蜂が難しくなったり、様々な変化が訪れる。家族から他者との関係へ。4姉妹や少年の描写が瑞々しく爽やか。

「Mommy」
ADHDの息子を持つシングルマザーは矯正施設から息子を引き取り、一緒に暮らすが息子の世話は大変。隣家の夫人が手伝ってくれ、息子共々親しくなるのだが。結局は息子が大怪我をして手に負えなくなり。愛だけではどうにもならないことがある。グザヴィエ・ドラン監督。

「トム・アット・ザ・ファーム」
これもグザヴィエ・ドラン監督。監督・主演も。同性の恋人の葬儀のため田舎に来た主人公は彼の母と兄に会う。彼の兄の脅しで周囲に関係を隠し、兄の暴力に飴と鞭で支配され、兄に恋人の面影を見てずるずると田舎から出られない。そこに偽の恋人を頼んだ女友達の到来。それをきっかけに目が覚める。これもどうにもならないことがある話。DVともストックホルム症候群とも。
監督自身ゲイだそうで。母親の描き方の苦さがそれっぽい。辛辣で女性的というか。

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