今日、5/3は憲法記念日。国民主権を唄う昭和憲法が施行された記念すべき日です。
憲法の主目的は「政権を縛る」事に有ります。
憲法から外れた法律を作ってはいけないと立法府を縛り、憲法から外れた運営を行ってはいけないと行政府を縛り、立法・行政が憲法から外れたことを行っていないかの監視を司法に命じている。
いわば「国民が政権によって不利な扱いを受けない事」を保障する役割を持っています。どんな思想信条を持っていたとしても、それを実行に移して’いわゆる犯罪行為’を行わない限りは罰しないことを保障しています。
この性格のため憲法を変えようと考える第一人者は、行政府でも立法府でも無く、”一般の国民”でなければなりません。
憲法を変えたいと思った市民が国政選挙で議員を国会に送り込んだり、署名を集めて国会に掛けさしたりして変えるもの。
行政府や立法府には「変えよう」と発信する権利は無いのです。
もし彼らが持っていたらどうなるか? 自分たちの都合の良いようにどんどん変えてゆくことになるでしょう。たとえ党是に書かれていてもそれを主争点にした国政選挙を経なければ、国民から発信したことにはなりません。
条文改廃や新規条文も、すべて国民からの要望で始まる必要があります。NET上の動向調査などでなく、実名での署名をもって始まるべきのもの。
雰囲気で始まったとしたら、それは「全体主義」に他なりません。災害避難所などでは一時的に全体主義が必要になる時が有るでしょうが、それを国全体に広げてはいけない。たとえ非常事態で有っても。
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