【震】20160430_熊本県上益城郡御船町ボランティア

先々週に起こった熊本地震へのボランティアに、ようやっと行ってきました。
いつもの　愛知ボランティアセンター　のツアーに乗っかって。

４/２９　１７時、９０名のボランティア達が親鸞聖人７５０遠忌法要を行っている東別院へ集合。
俺はその前から行って、準備を手伝ってました。


１９時、バス２台は今回行けないたくさんの方々に見送られて出発。


名古屋高速・東名阪・新名神・中国・山陽などを乗りついて、朝方に熊本入り。
Ｉ/Ｃを降りて国道を進んでゆくといよいよ道路が規制されている！


と思ったら、警察の検問が行われていた。サミットにはまだ関係ないから、盗人対策なのだろうか？


もうしばし進むと被災した家々が見えてくる。屋根瓦が落ち地面が傾きひび割れ、赤・黄判定されているためであろう、手付かずの家々。
　
　

さらに被災した町を進み、我等の活動地、”老人保養施設”へ。

ここの本館で慰安部隊数名を降ろし（ここは少し断層とは外れていたためか、大きな被害はなし）、残りの肉体活動部隊は大きな被害を受けた別館へ移動。
暫定瓦礫置き場にはたくさんの家電などが積まれ、

大きな石碑が倒れている。　５年前に宮城で見たのと同じ景色だ・・・


施設はバスが入れない坂道の上にあるので、広い道にバスを止めて人手で荷物を運び上げて、片付け開始。
倉庫・キッチン・談話室・寝室などに部隊を分け、それぞれに活動。
自分の班がまず入ったのはリクレーションルーム。大きなＴＶが割れて転がっています。


中央にあるテーブルを境にまずは右側を片付け床掃除をし、反対側の本棚などを片付け、部屋の中を整えて、かなり早くに完了。


その後は昼飯をはさみ、他の部隊を手伝ったり、草むしりをしたり、側溝掃除をしたり、建物の周囲を見て回ったり。



このときに、参加されたボランティアの皆のすばらしさを実感。
手空きだった自分が”じゃぁこれでもやっておくか”と始めた側溝掃除だったのだけど、どぶからすくって側溝脇に置いておいたゴミが、ふ、と目をあげると片付いている。
そのうちに手が空いた人たちが手に手にスコップを持って側溝に取り付いて。

他にも手が空いた人たちが、じきにここに戻ってこられる高齢者の方々にメッセージを残したり。


一番大変だったのは「倉庫部隊」。
冷蔵庫から調味料からなにから大量のものが置いてあるので、他の部隊が終わった後まで掛かっていた。
が！事前の読みでは２日かかると思われていた仕事が全て、１日で片付いてしまった！
来週予定している派遣はどうなるのだろう？


そして後に知ったことだけど、ここは「元・中学校」だったようで、廃校になった施設を借り上げて老人ホームにしるいたらしい。過疎化の波にも触れてしまった。

また、ここの施設で働いている方と話すと、彼女らの自宅は全壊扱いで、親戚のところに身を寄せながらここに通って仕事をされているとか。
赤判定の家々の片づけを手伝いたい！という想いがまた湧き上がってきました。
中に入れないなら外から上からやりゃいいのだから！

施設本館へ戻り、閉会式を行い、名古屋の”バナナクラグ”さんから託された「バナナ」を施設にプレゼントして、帰途に。


この帰りの途中で”大きな被害を受けている家”が、狭い範囲に固まっているということに気がついた。
あれ？と思うとブルーシートを掛けた屋根が増えていて、あれ？とおもうと一件もなくなっている。
断層型地震を目の辺りにしたようだ。
　

１４時間、渋滞にもひっかからず、予定通りに帰名。
泥との格闘が無かったので、今まででいちばん肉体的には楽なボランティアでした。

尚、この模様は名古屋のＴＶ局で放送されるらしい
メーテレ　５／１　１６：３０からの「報道ステーションサンディ」
メーテレ　５／２　１８：１５からの「「ＵＰ！」
中京ＴＶ　５／３　１５：５０からの「キャッチ！」
一応録画予約しました。