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2016年04月01日00:00

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オヨギイソハゼの雄　Y.K.K.の海の海で、普通に見られるもの　Y.K.K.の海

今回は、色々なサンゴ礁海で見られる普通種である。

では、
何故撮影したのか?

これがたくさん棲む環境で、確かめたい事

があった。

自分は、
ダイビングで、水中観察をするより前から、
水槽で、熱帯魚を初め、色々な生物を飼って来た。
その中には、
今は、ワシントン条約で、国内に、持ち込む事も許されない生物

特定外来種に指定されて、飼育する事を禁止されている物まで、
多種多様である。

でも、
その飼育が、教えくれる事も、多い。

現在も、
父親が、飼育していた

グッピーの末裔たちを飼育している。

「熱帯魚は、グッピーに始まり、グッピーに終わる

」と言われる

が、
いまだに、自分に、色々な事を教えて

くれる。

海水魚の飼育を始めたのは、
中学生の時

この時の飼育が、
その後の自分の生き方を決めたと言っていい。

何度、
クマノミを買ってきても

縄張り争いで、闘争に負けた小さい個体が、堕ちた。

何故か?
それを調べる為に、読んだ。
魚類生態系の本を

その中で、
水槽内に入れると水中で、群がりを作っている魚類が、闘争を始める事を知った。
初めは、それが原因か

と思った。

しかし、
恩師鈴木克美先生の本から、
性変換『先生はこう提唱している。』をする

魚類が多い事、
学生時代に、魚類の研究は、有用水産種が中心で、
磯や、サンゴ礁の生物は、あまりされていなく。
さらに、生活史も、繁殖生態が中心で、
それ以外の生態には、ほとんど、目が向けられていない事

これが、
心に響いてしまった。

まだまだ、知られていない発見が眠っている。

ワクワク

して、ドンドン

はまっていた。

先生の門下生になれてからは、一段、その病気は激しく

なった。

でもね。
それが早く挫折するきっかけ

になった。

そんな思いも、ズーと

忘れていた。

しかし、
もう一度、自分の足が地に着いた時

海水魚の実験水槽を家に設置した。

その中で、
色々な確認をしている。

その中で、
気になった事を調べている。

その一つが、
今回のオヨギイソハゼ
海の中で、見るかぎり、群れが安定しているとは、言いがたい。
常に、多種から捕食の危険にさらされているのが簡単に判る。

この弱さで、よく、この個体数を維持できるか?
疑問に感じていた。

そんな中、
ベニハゼの仲間に、
今までとは、違う性転換が、確認された。

もっと、群れに安定度が無いこの種なら、
簡単に、性変換が、いつでも、起こるのでは?
それこそ、変換に時間がかからず、
簡単に、転換が起きるのでは!?

最近、サンゴを水槽で飼育するのが、以前より容易になったおかげで、
この様な小型種も簡単に手に入るようになった。

全部、メス型で購入したが、
順位が決定した瞬間に、
一番、強い個体に、雄のとしての行動と、特徴の変化が起きた。
変化というより、転換するほどのスピード

常に、次の繁殖チャンスを狙っているのだと判るほど、
雄の個体が決まると、水槽内の闘争は、直ぐにおさまった。
お互いに、傷つけあわないのだ。

サンゴ礁の小型種には、珍しい特徴

雄が、メスに、自分の強さを誇張する動作もほとんどしない。

水中で、見る
ビクビクしている行動がほとんど、
鰭を広げて、デモストレーションする姿は稀な事とわかった。

水中で、このデモストレーションの瞬間が「撮りたい