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2016年03月21日07:32

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週報(16/03/14〜) 旧岩崎邸庭園

天気も良い事と3連休も相まって、"UENO WELCOME PASSPORT"の3ヶ月目で3〜5箇所目の施設訪問となった。
今回も千代田線の根津駅から上野の森へ入ったが、噴水前広場のソメイヨシノは咲いていた。
過去2回と比べても、人の出足が異常に早いように見えるので、早くも花見シーズン到来となったようである。
 
3箇所目は国立西洋美術館に入った。
今週末から常設展の展示物入れ替えが終わったようで開室となった。
10年近く前に一度中を見たことがあるのだが、その時の事をほとんど忘れていたので、今回は行ってみて意外と展示している作品数が少ないなと感じた。
これは、この10年間に様々な美術館・博物館を周ったこともあり目が肥えてきているのであろう。
また展示している作品の半数がキリスト教関連(イエス・キリストまたはマリア像関連)で作品の幅が狭いのが目に入ってしまった。
 
4箇所目は隣の建物となる、東京文化会館である。
この建物内にある音楽資料室に入ろうと思ったのだが開館時間をチェックしていなかったため、開いていなかった。
(日曜日は13時からの開館)
 
仕方がないので5箇所目となる、旧岩崎邸庭園へ向かった。
UENO WELCOME PASSPORTで唯一上野の森から外れた場所に位置している。
以前たまたま近くを通りかかった時に庭園があることを知ったのだが、今回初めて入ることになった。
上野というよりも湯島といった方が良い場所にあるのだが、関東大震災・東京大空襲でも燃えずに残り、さらに都市化の中で珍しく残った大名屋敷から続く豪族の旧庭園である。
旧庭園となっているのは、戦後GHQに接収され返還後は国有財産となり、敷地の半分が最高裁判所司法研修所等で取り壊されてしまったからである。
中庭にあった池も埋立てられ、テニスコートとして使われていたようである。
昭和36年(1961)に洋館と撞球室(ビリヤード場)が国の重要文化財として指定され、その後残された数々の施設が重要文化財として追加指定されている。
 
まず湯島というエリアにあって、広大な敷地を持つ庭園というのが奇跡としか思えない。
重要文化財となっている洋館も入口側と、中庭側では全く趣が異なる。
中庭側は日本とは思えないような洋館形式となっている。この建物のすぐ脇に書院造りを基調とした和館があるのも驚く。(和館は大広間だけ残されて、後は取り壊され最高裁判所の敷地になっている)
今回はたまたま洋館の1階で無料青空コンサート(30分)が開かれていた。
このような洋館の中庭で聞く音楽は格別で、気分は貴族のような感じである。
しかし、いつものように登山用のハードギアを着込んでいるので、身なりとして貴族のような雰囲気が全くない。
 
ビリヤード場だけの建物がある豪邸など聞いたことがないので驚いていたのだが、この撞球室は離れの建物となっている。後々調べてみると洋館から地下通路で繋がっているらしい。
思えば洋館には地下へ向かう階段があったのを思い出した。
てっきり地下部屋があるのかと思っていたのだが、まさか離れに向かう通路のための階段だとは思いもしなかった。
入口に戻り看板を見てみると、月に一回この通路と撞球室に入れるツアーをしているらしい。
 
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写真: 旧岩崎邸庭園・洋館(入口, 中庭側)
※中庭側の洋館1階部分がピンク色になっているのは、青空コンサート用にライトアップしているため。
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