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2016年03月13日10:08

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旅行記(410:別府2×2<7>-臼杵石仏-)

(四日目)
朝食を食べ終えたが、1時まで話し込んでいたせいか知り合い3人はまだ起きてこない。
私にとっては旅行の事実上の最終日。
待っていても単なる時間の無駄なので出かけてしまうことにした。
この日は特に行く場所は決めていなかったが、BEPPUERの中に「石仏(せきぶつ)」と呼ばれる人がいたこともあり臼杵の石仏が気になっていた。
BEPPUERの石仏氏は、臼杵の石仏に似ている(恐ろしく失礼な話だが)四国在住の人らしく、時々海を渡って別府に来ているらしい。
話のタネとして、臼杵の石仏を見に行くことに決めた。
また、前年の正月に臼杵から八幡浜へフェリーで渡ったのだが、その時にロクに臼杵の観光もしていないので、この際一緒に兼ねてしまうことにした。
(旅行記(44:湯治ツアー<5> 松山YH(1)))
 
別府駅まで歩いていきホームに着くと、一昨日"夢幻の里"で一緒だった女性が旅行を終え小倉方面へ帰る途中だった。
私は逆方向なのでホーム上で見送りをして、臼杵方面の電車に乗った。
 
臼杵に着き石仏までバスに乗って以降と時刻表を見たのだが、運悪くバスが発車した直後だった。
これならば特急に乗ってくれば良かったと思ったが、1時間も駅で待っていられないので歩いていくことにした。
距離は5〜6kmと解っていたので、到着時刻に対して差はないのだが、歩いたのは失敗だった。
一駅手前の上臼杵駅の脇を通過したこともあり、さらに歩く距離が延びてしまったのも最悪である。
道程は単なる田舎の道路であるため変化に乏しく退屈である。
歩いているとバスがいきなり通過していった。
歩いている最中にはバス停は覗かなかったのだが、バス停の時刻表を見るとバスの本数が何故か多い。
反対側のバスを見て理解したのだが、臼杵駅から出るバスの本数は少ないのだが、途中の臼杵市役所または大分駅から出るバスが合流した後は本数が倍近くになるのだった。
知ってしまったとしても後の祭りで、次のバスは元々臼杵駅から出る次のバスなので、結局歩くしかなかった。
1時間半程歩いてようやく臼杵石仏に到着した。
 
拝観料の530円(※1)を払い、石仏の拝観となった。
臼杵の石仏は正式には"臼杵磨崖仏"と呼び、国の特別史跡に指定された国宝である。
しかし、何時造られたかに関する資料は残ってなく、単に岩肌に彫られた磨崖仏があるだけの場所である。
 
岩肌というだけあって石仏が置かれている場所は崖のような場所にまとまって鎮座している。
そのため緩やかな坂道を登りながら四箇所に分散して鎮座している石仏を拝観することになる。
屋根はあるものの屋外にさらされているため、石仏自体は意外と苔むしている。
行ったのはGWなのだが、それでも蒸し暑さはかなりのものだった。
一体毎に石仏の表情はかなり違うので、見ていると意外と飽きは来ない。
また一人で行っても団体さんが来た場合には大抵ガイド付きの場合が多いので、詳しい説明を聞くことが出来るのも良いところである。
元々の目的だった「BEPPUERの石仏氏の顔」はどの顔に対して言っていたのかは解らなかった。
一体毎に顔が違うのだから当然なのだが、おそらく一番有名な大日如来像の顔なのだろう。
この大日如来像事態も修復しているようで、以前は顔が仏体下の台座に置かれていたようである。
他の石仏もかなり修復された跡があり、今のように屋根が付く前は雨ざらしの悲惨な環境だったのは容易に理解できた。
 
1時間ほどで石仏を見終え、石仏の土産物(※2)を買い、昼食を摂ろうとした。
臼杵行のバスが運悪く来てしまったため(逃すと1時間待ちになる)泣く泣く昼食を断念し、駅方面へ戻った。
 
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旅行日:2001/05/04(Fri.)
写真: 臼杵石仏(ホキ石仏第二群第一龕, 如来坐像(山王山石仏), 大日如来像(古園石仏群)
 
※1
現在は540円

※2
「大日如来像の顔」の置物。
親は不気味すぎるといって大不評だったが、現在も和室に置かれている。
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