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2016年01月03日00:48

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無効分散??? 2015年大島遠征

大島も

カミソリウオのペアが見られた。

このカミソリウオは、
本当に、無効分散なのだろうか?

毎年、疑問に思う。

伊豆でも、
大島でも、
抱卵をしているメスをオスがエスコートする姿が観察できる。
再生産をその場所で行っていると

無効分散ではなない。

しかし、
その証拠となる物が見つかっていない。

ハッチアウトした幼魚が、成長して

次の繁殖期まで、どの様に過ごしているのか?
まったく、判っていない。

通常、浮遊生活期を終わって着底する時間から考えて
伊豆で、大島で見つかる個体の着底時期が、長すぎるのだ。

大瀬館マリンサービス海洋情報２０１５年１１月２５日情報に、
http://osekanfuji.exblog.jp/page/2/
カミソリウオの幼魚期と思われる映像があるが、
このサイズの発見は、超稀である。

繁殖・再生産が、行われている事がほぼ確実な

自分が以前住んでいた、ロッシュリーフでも、
このステージ(大きさ)の幼魚しか発見して

いない。

久米島にいた時も、春に、このサイズより、一回り大きくなったステージを見たことがあるだけである。

この様に、意識して観察しても、
コレ位の情報量しかえられないのだ。

一種類の生活史を調べるのは、並大抵の時間では、すまないのだ。

今、自分の考察(想定)では、
『伊豆・伊豆諸島で見つかるカミソリウオは、もっと、南の海で生まれて、海流に流されて、着底した場所で、成長して産卵行動ができるが、その卵から生まれた幼魚は、冬の寒さに耐えられず死滅するのでは?もし、死滅しない水温なら、久米島の様に春先、成長を開始した。幼魚が確認できるのでは?』

コレを簡単に、調べる方法は、DNAを調べればいい。

しかし、高価な検査を水産的価値の低いこの様な種で行う事は、考えられない。

もっと、安価で、検査が可能な時代になるまで、こんな事を調べることは、不可能だろう。

そう考えながら、観察するのが、ハリ魔王的ダイビングの楽しみ方(*´ェ`*)

大島に行って、
マイミクガイドhiro君と、話すと、つくづく、興味の中心を再確認する事になる。

ところで、
この映像TG-4に、水中マイクロ魚眼レンズを付けたテスト映像

後ろに、ダイバーを入れたいと考えた。
KENダイバードさんを入れたら