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2015年12月13日13:59

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旅行記(394:北岳&間ノ岳<4>-広河原-)

バスは出発したが、車掌さんの乗車券の切符売りはまだ続いていた。
最近はバスが動いている間は、乗務員の人は立ち歩かないのがルールだと思っていたのだが、関係ないようである。
甲府駅から直接広河原へ向かうわけではなく、一度隣駅の竜王駅を経由する。
竜王駅近辺にはホテルがないので乗ってくる人はいないと思っていたが、予想外に一人(2号車に)乗り込んだ。
※竜王駅で乗り込んだ人のヤマレコレポート http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-726915.html
 
乗車券を売り終わった車掌さんは、観光案内としてずっと話をし続け、さらに運転士さんの眠気防止のために話をしていたので車内は静けさとは程遠かった。
バスは徐々に街中から山奥に向かい、街灯は少なくなり坂道の傾斜が徐々に上がってきた。
旧芦安村の入口を過ぎると、南アルプスの入口といった趣に変わった。
芦安村中心部に着くと全く聞いていなかったトイレ休憩となった。
 
10分程休憩した後、マイカー駐車場がある芦安駐車場へ向かった。
この頃になると夜が明け始め、朝靄の中をバスが進むようになった。
芦安駐車場では10人弱の人を乗せ、夜叉神峠へ向かう。
夜叉神峠の東側で数人降ろし、いよいよトンネルを通り広河原の方に向かう。
 
車掌さんの話によれば、普段ならば先に広河原へ向かったタクシーが折り返してくるらしいのだが、今日に限っては1台も来ず非常に珍しいらしい。
またシルバーウィークの間、朝から晴れ上がった事はなく今日が一番良い天気だとの事。
朝靄さえ取れてしまえば、目の前に北岳・間ノ岳・農鳥岳といった南アルプスの稜線がくっきりと見えていた。
車の行き違いがなかった事もあり、定刻6時半よりも20分程早く終点の広河原に到着した。
 
目の前にある広河原インフォメーションに入り、トイレと登山届の提出を行った。
登山届を提出するまで登山ルートは決めていなかったのだが、天気が良さそうな事もあり、北岳を周遊するルートとする事にした。
行きは二俣から右俣コースを経由して頂上へ向かい、帰りは八本歯のコルを経由する左俣コースとした。
北岳山荘から間ノ岳の間はピストン往復にすることに決めた。
時間さえあれば間ノ岳から先、農鳥岳を経由し奈良田まで行きたかったのだが、明後日の天気が悪いらしく下山後に道路封鎖という目に遭いたくないので、今回は諦める事にした。
 
広河原インフォメーションで少し休憩を取った事もあり、登山開始は6時40分となった。
北岳までは右俣コースの場合には6時間半となっているのだが、北岳は意外と近くに見える上に、標高差はあまりなさそうに見えた。
しかし、国内標高第二位の山であり、高山病に弱い自分の体では何時症状が出てくるのか読めない。
そのため安全に息を切らさない程度にコースタイムを巻いて登る必要がありそうである。
北岳頂上の予定到着時刻は13時、山荘には15時台と見込んでいる。
北岳頂上までは危険な場所はないのだが、頂上からの山荘までの下山時に危険な場所が多いルートとなる。
このルートを採ると北岳手前の肩の小屋しか風雨を凌げる場所がないのだが、今日は天候的には問題ないので日没までに山荘に着けばよいだろうと少し楽観的な気持ちで登り始める事にした。
 
野呂川を渡る吊り橋を渡り、北岳登山を開始した。
 
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旅行日:2015/09/23(Wed.)
写真: 広河原インフォメーション, 北岳(広河原から大樺沢), 南アルプス北部案内図(鳥瞰図)
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