「漫画家による仏の世界」展 in 京都
http://butsuga.jp/
去年は東寺で、今年は清水寺・経堂で、漫画家による仏画の展覧会が開催。
もともとは東日本大震災へのチャリティーとして漫画家協会の会長がこの企画を漫画家たちに呼びかけ始まったらしい。出品作品は協会へ寄贈され、それらが全国を巡回しているそうだ。
仏画というのかはわからないが、私などには手塚治虫が描いた「ブッダ」や「火の鳥」(鳳凰)といった作品がすぐに頭に浮かぶのだが・・
漫画家の眼を通してデフォルメされた古来の神仏から、エロティックなイメージや何かとの融合体、作り上げられた架空の仏様まで、それぞれ好きな漫画家がいる人には魅力的な原画の世界。
今秋5度目の京都。
折りしも紅葉の季節、中国人観光客や修学旅行生で清水寺はごった返していた。京都の中でも東山とくに清水寺周辺エリアは避けたいスポットだが、今回はこれを観に行くのが目的なので仕方ない。
業界の人の話では、漫画家といっても少女漫画家から、風刺漫画家やイラストレーターまで、さまざまだし、みな個人事業者だからとりまとめるのは難しい。
漫画家の組合があるのかどうか知らないが、協会に所属しない漫画家もたくさんいるんじゃないのか。
そんな中、一昨年(2013)に
やなせたかし、今年(2015)に
小島功、水木しげる・・・と漫画界の重鎮が順番に亡くなっているのもなんだか象徴的な感じ。漫画家の世界も世代交代が進んでいるんだろう。
ポストカードに水木しげるの【阿弥陀の浄土】という作品があったので、展示はないのかとスタッフに聞いたら、境港で巡回展をやったときだけ特別に提供いただいた作品で、境港以外への貸出はかなわなかったのだとか。
見たかったのに、残念・・・・・
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