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2015年09月29日15:23

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『ミーヨに逢いたくて』片岡義男とハリ魔王、オートバイと心の夏

いつもと、
ハリ魔王の日記とは、
おもむきが違う物をアップします。

この題名を書いて
「ピーン

」とくるのは、
大学で、オートバイを通しての親交が深い。
POPPOさんや、
新たにマイミクに加わった大学時代のバディ

、北海太郎君でしょう。

偶然
アマゾンのサイトをチェックしていて、
見つけてしまいました。

表紙の写真を見て

思わず買ってしまいました。

オートバイの雑誌を買うのは、
本当に久しぶり
本屋で、立ち読みはしても

欲しいと思うことがありませんでした。

自分のオートバイへの思いは、
今も、動かなくてもおいてある
『カワサキKZ-1000Jアメリカ仕様』をカスタムした物で止まっています。

若き日、三好玲子さんが、
agvの白ジェットヘルをかぶった横顔が、
とても可愛く愛くるしく見える年に自分がなった事に気が付きます。

あの頃は、
素敵な年上の女の人だったのにな

そして、
この横顔に、随分知らない内に、影響を受けていた事も
再確認してしまいました。

片岡義男の小説の中に、
登場する事の紹介と、
小説「彼のオートバイ、彼女の島」の登場地『ミーヨ』の島へ
行ったお話し

カメラマン故大谷勲氏の
未公開の三好玲子さんモデルの写真は、
中々の物
考えて見れば、
まだ、
若かりし頃、
随分、影響を受けて撮影したのを思い出しました。

今ね。
デジタル時代になり、
簡単に、
これ以上のクオリティーで撮影できる腕を身に付けましたが、
このおもむきある色、
風を感じさせる色、
鉄塊の当時としても、
扱いづらい鉄馬を駆る女性を
可愛らしく愛らしい少女と言ってもイイ
さわやかさを持たせている事に、いまさらながら、気が付きました。

ハリ魔王、まだまだ、未熟です。

初めて片岡義男作品にふれたのは、
高校生の頃
高校受験に失敗して
もっとも、行きたくも無い
東京都一の馬鹿普通科高校へ入る事になり、
腐っていた時代でした。

その為
高校に入ったらと夢に見て受験勉強にはげんだ
オートバイも、乗れませんでした。
学校で会話されるのは、
暴走に使われるかわいそうなマシーンの話

当時
正統派と呼ばれる
オートバイ仲間は、少人数

そんな中の一人の家で、
赤い背表紙の文庫本
『スローなブギにしてくれ』に、出会い
この中の少年と猫好きの少女のラブストーリーにひかれました。

そのまま、帰り道、本屋へ
それが最初の赤い背表紙の文庫本でした。

それから、
ドンドン、この世界にのめり込み

当時、
幼馴なしみで、
「初彼女?と言ってイイのか?」
いまだに、難しい表現の相手と行った
この小説を原作とする映画を思い出しました。

映画の中で、
少年が乗るバイクは、
小説のホンダCB500Fourでなく
その頃、一番、自分が欲しいバイク「ホンダCB400D SUPER HAWK III」

その頃から、
新刊の赤い背表紙の文庫本を買いあさりの日々

今、
思うと
完全に、
片岡義男の小説に、
どっぷりに、

彼の書く
アメリカンな生活様式
オートバイの好み
女性のしぐさ
全文が、ハリ魔王少年にしみこみます。

最初に手に入れた愛車は、
その時でも、
超型遅れの小説内に出てくるヤマハDT-1
エンジンをかけるのに、
儀式が必要な(笑)
弟分ヤマハAT-1でした。

ヘインズのTシャツに、
ビックEのリーバイスの501

儀式に失敗した「ケッチン」跡が付いた
トニーラマのウェスタンブーツ

そして、
スカジャンが、
当時のハリ魔王のスタイル

バイクに乗る時の鼻歌は、
映画「スローなブキにしてくれ」のテーマ曲
南佳孝の「スローなブキにしてくれ」(苦笑)

その頃
一番のお気に入りの小説は、
「彼のオーバイ、彼女の島」

大学から結構離れた清水の港外れにある
たまり場のバイクショップのオーナーの持ち物
店に飾ってある
カワサキW3にまたがり、
大型自動二輪に、
あこがれた日々

映画が公開された時は、当時の彼女と行ったのを覚えている。

その子と、
映画のロケ地の島まで、
二人乗りで、野宿しなから、旅したのを今も、鮮明に思い出します。

本気で、この子と所帯を持ちたいと、考えた日々

でも、
別れの時は、突然に

それから、
随分と、時間がたちました。

海外生活の行き来で、
『カワサキKZ-1000Jアメリカ仕様』にもね