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2015年08月12日22:31

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「30分で本を読んでアウトプットにしよう」『王様の速読術』斉藤英治

 本書で提案している「王様の速読術」は30分の速読時間を三段階に分けて考えている。第一段階では、プレビューを5分間。第二段階では、5分間で全ページを写真読みしていく。そして、第三段階では、残りの20分間でスキミング法で読んでいく。以上をもって、30分で一冊の本を読破できるのだ。

 プレビューとは何か。本の表紙やはじめに、おわりに、目次、図や表といった本文以外の情報を得るステージだ。とくに、目次からは、本がどんな構成で何を言いたいのか。はじめに、では作者の主張やポイントが書かれている。これらを5分でじっくり見よう。

 次いで、写真読みに入る。写真読みとは、読んで字のごとく、写真のようにページ全体を「見て」いく方法である。具体的には、見開き1ページを目に映し、2秒でページをめくっていく。無理に読もうとせずに、写真を頭に焼き付けるイメージをするとよい。まったく読めていない気になるが、意外と潜在意識に残っている。

 最後に、スキミングだ。これはななめ読みと似ているが、意識的に重要な情報に絞って読んでいく点が違う。2割ほどの情報を頭に入れるだけで、本の8割は理解したと思っていい。

 まとめると、プレビューと写真読みで全体像をつかむ。スキミングで、重要な部分だけ拾っていくわけだ。もちろん、一回だけで全てを理解するのは無理だろう。本によっては、何回も繰り返すこともある。そのときは、写真読みを飛ばしてもよい。


 しかし、せっかく知識を手に入れても、アウトプットにつながらなければ、宝の持ち腐れである。具体的なアウトプット活動としては、以下のようなものがある。

・思いついたことを箇条書きにする
・報告書のような書式をつくって、そこに書き込む
・ノートに書く
・データベースに入力しておく
・カードに書いて整理する
・図解して整理する

 ただし、これだけでは左脳的で、右脳的な要素と組み合わせるとよい。

・思いついたことをテープやICレコーダーに吹き込む
・今得た情報を友達に話す
・真っ白な画用紙にイラストや漫画付で落書き的に表現してみる
・カラフルな色を使ったり、文字の大きさを変えたり、書体を変えたりして表現してみる。


 アウトプットを保留する癖はよくない。「いつか真面目に考えよう」だとか「時間があったら考えよう」といった考えは捨てて、素早くアウトプットに残す。いい情報は、いいアイデアをうむのだから。そのアイデアこそ自分のオリジナリティであり、価値である。
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